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人間ぎらいだった私へ

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「人間ぎらい」だった私が、「人間ぎらい」を克服していく自伝的な書き物です。 5000字程度の記事20本くらいで完結の予定…だったのですが、20本では終わりそうにありません。
シリアスな内容が含まれているので、メンタルが安定している時にお読みください。夜中に読まないように。
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#生きづらさ

人間ぎらいだった私へ0)はじめに

 こんにちは。やまのうえのきのこです。はじめましての方も、またお会いできた方も、お元気でいらっしゃるでしょうか。  前作の、ひきこもりや不登校の当事者に向けて書いたお手紙、「K君への手紙」シリーズを書き終えて、ああ、やれやれ、わたしの社会に対する役目は果たした、もう終わりだと安心していたのですが、しばらく休んでいる間に、今度はわたしの「人間ぎらい」について書きたくなってしまいましたので、再び筆をとった次第であります。  「人間ぎらい」ってなんなの、ってことについては、本編

人間ぎらいだった私へ15)学生時代~心配・腹痛・支配

 さて、前回は、どのようにしてわたしが「苦しみ」を追い求める「ストイックな」性格になっていったかをお話ししました。  わたしの家には、勉強とゲームの時間以外にも、いろいろなルールがありました。家の大人たちは、病気にならないために、子どもが非行に走らないために、将来お金に困らないために…。このような、いろいろな将来の不安を抱え、それに対する対処法を、いつも追い求めているような人たちでした。  具体的に言うと…、「癌」にならないために、抗癌作用のある食材を使ったレシピを見て日々

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人間ぎらいだった私へ8)小さい頃ーピアノ・厳しさ・母娘関係

 小さい頃の話を、もう少し続けていきましょう。なんといっても、わたしの性格の基本は、ほとんどすべて、幼稚園の頃までに形成されているといっても、過言ではないのですから…。  今日は、ピアノの話のつづきから始めましょう。

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人間ぎらいだった私へ7)小さい頃ー姉の友達・ゲーム・音楽

 今日は、家族以外の人についても、ご紹介しましょう。ちょっと重たい話が続いたので、ここで少し明るい話もしておきたいと思います。  小さい頃は、よく、近所のおねえさんに遊んでもらいました。Aちゃんという、わたしの5歳上で、姉の1コ下の、明るくて元気な子でした。

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人間ぎらいだった私へ6)小さい頃ー母親・家族行事・泣かないこと

 母親との、いい思い出についても、書いておいた方がいいかもしれません。そうでないと、どうしてわたしが、前回書いたような、「荒れ狂う破壊神」のような母親と、仲が良かったのか、読者の方にはさっぱり分からないでしょうから。

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