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マルコのこと71
毎日の100cc前後の輸液は続いている。いまだに嫌がるけどなんだかんだで受け入れていれている。
前回のあとの経過が芳しくなく、ボウッとしてずっと箱で寝ているかステップ(マルコが箱に入るために踏み台として置いている低めの箱)で座っているか、そしてステップからヒトの顔を見つめている。これはヒトになにかをなんとかしろ、と言っている顔だ。昨晩はマルコの箱の横に座っていたらヒトの存在を認めて自発的に膝に乗ってきた。
前にお医者さんから「よく水は飲みますか?」と聞かれたときは「はぁ、まあ」と曖昧に答えていたけれどこの数週間は水とトイレの往復が活動のほぼメインなのではと思うくらいになっている。ああ、これか…と思った。
ご飯を用意するとすぐに反応するけど途中で食べるのをやめてしまう。最近モッチのご飯であるカナガンデンタルに興味を示すようになったのでそれをあげている。とてもいいゴハンのようで肉球はツヤツヤになり襟毛もふわふわと膨らんできた。それなのに後ろ足の筋肉はどんどん落ちて部屋の平らなところでも関節が抜けるような動きになっている。ゴハンにも適材適所があるんだ…と不思議な気持ちでマルコを眺めている。いや、そもそも絶対量が足りないのだろう。
「猫はいま自分が体調悪いとかどうかというのは気にしていない」というのも聞いた時は抵抗感があった、というか分からなかった。でも今はわかる気がする。どんなに腰が抜けようが、喉が渇こうが、それはただそれだけのこと。そしてそれだけのために起きて用を足してまた箱に入って寝る。とにかくそれだけなんだ。
そういうわけで今日も病院に行って目の下を切開してもらって膿(というほど悪い液体ではなく体液)を抜いてきた。ヘッダー写真は久しぶりに目がまた大きく開くようになったところ。今日の体重は3.25Kg。11月末が3.7Kg前後だったから約500g減、うちほとんどがこの2週間だ。通院のついでに血液検査を頼んできた。結果はお休みを挟むので3日後の夕方。
本当は3月までにまた4Kg代に戻っているのを目指していたのだけどそれは残念ながら達成できなかった。
ピンクの包帯は勇気の印(血液採取)。最近の動物病院ではピンクや黄色、オレンジといったポップな色の包帯を使うみたい。元気が出る感じがして好き。
追記:病院から電話、早く結果が出たとのこと。
外出中だったのでメモ
BUN 150
CRE 9.xx
やや貧血
おそらくとても悪い、でもまだ今の療法のままでいきましょうとのこと。多分今以上のことはできないんだね。