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テレビが置かれている状況ってさ

今や、スマホがあればマンガも読めるし、音楽も聴けるし、映画も見られる。「スマホの画面に映し出されるもの」は、同列のコンテンツということになる。

だから、テレビ局のライバルは、ほかのテレビ局だけではもちろんなくて、ネットフリックスやアマゾンプライムといった外資系の配信会社もそうだし、出版社やミュージシャン、さらにはポッドキャストやYouTubeが登場したことで生まれた制作者たちまで含まれる。

つまりは『可処分時間』をどうやって頂戴するかということで、それゆえドラマはマンガがライバルになったりするし、音楽番組はライブ配信がライバルになったりもするのだろう。(フジロックを自宅のテレビで流しておく楽しさを知ったら、そのあいだテレビ番組は見なかったりするわけで)

そう考えた時に、ドラマとかバラエティとかニュースとかっていうジャンル分けにはもはや意味がないのではないだろうか。

では、どう考えたらいいのか?
以下の3つに分けられるのかもしれないと思った。

「エンターテイメント」
「インフォメーション」
「エデュケーション」

何を今さらって感じですけども。
でも、こういう大きな枠でとらえていかないといけないんじゃないかな。

誰かを楽しませるために作られるものはすべて「エンターテイメント」ジャンルであり、『おもしろい』を駆動させるコンテンツは、とにかく強い。

「インフォメーション」は、ニュースやウェブ記事など。エンターテイメントのようなおもしろさはないが、何かが起きた時に知りたいという気持ちが生まれるわけで、その欲求を満たすことはこれからも必要とされるだろう。

そして「エデュケーション」。教育。能動的に求める人以外は、教育コンテンツに触れることは減っていくかもしれない。エンターテイメントのコンテンツが飽和状態にある今、おそらくそうなるだろうと思う。とはいえ、その重要さは多くの人が認めるところだろうから、エデュケーションのエンタメ化はこれから先も求められるだろう。(そして、よりリアルの現場と密接なつながりができてくるんじゃなかろうか。マガジンハウスも学校を作ってるしね)

書籍やCDといったモノで分けたり、バラエティやドラマといったジャンルで分けたりするのではなく、こんなふうに人間の感情や行動で分けていくことになるのかなと。

個人的に関心があるのは、エンターテイメント。
テレビ番組そうだし、温泉フェスみたいなリアルイベントもそうだし、楽しいことに「意義がある」ことをまぶしていけたらいい。そんなわけでなにか新しいことをはじめられるようにがんばろう。

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