コンセプトブックができるまで
コンセプトブックをつくろう、と企画が立ち上がっていよいよ1年が経とうとしています。去年の12月頃にメンバー(やまとわの榎本さん内野さん、パートナースタッフの浅井さん)に集まってもらって、台割(ページ割り)をつくり、その内容について毎週のようにMTGをして、原稿をみんなで書いて、持ち寄って。
そろそろデザインに入ろうかな、と思っていた今年の夏頃にプロジェクトのリーダー、つまるところは僕(奧田)がちゃぶ台を盛大に返したのでした。
30ページほどのコンセプトブックをつくろうと思っていたのですが、なんか中途半端だなと思い始めて、どうせつくるならもっと分厚くつくりたいな、と思い始めてしまったのでした。
そこで、メンバーに「みんなちょっと集合してー」と関西の女子バレー部のイントネーションでMTGを設定。メンバーがざわついているのを感じながら、口火を切ったのでした。「だいぶ進んできたんですが、ここで方針を変えたいんですけれど」と。
みんなは、その話を聞いてしばらく黙っていたので、そのときのみんなの気持ちは押して図るべしです。
ちゃぶ台はなるべく返したくないし、返すならお茶碗などが割れないように、汁物はこぼれないようにと、一度全部ラップして、別のちゃぶ台に移してからひっくり返したいタイプなのですが、そのときの返しっぷりといえば、割と勢いがあったかもしれません。
ということで、コンセプトブック企画は大きく方向転換をしました。本当にかなり完成に近いところまで行っていたのですよ。
僕がもたもたしたり、ちゃぶ台をひっくり返したりしている内に、1年が経とうしている、というのがことの経緯です。
そして、せっかく作り直すなら、その過程も含めてお届けしていこうということで始まったのが、この「やまとわのコンセプトブックができるまで」という企画。「まずはコンセプトブックの本文を書けよ」、という声が聞こえてきますが、これもコンセプトブックづくりの一つなのだと思えば、そういうものなのかな、と思えるから不思議なものです。
僕がプロジェクトを引き伸ばしている内に、プロジェクトメンバーの浅井さんが次なる挑戦がはじまるということで、12月で抜けることが決まっております。いつもMTGをまとめてくれていた浅井さんが抜けた後の私たちは一体どうなるのか…!!
そんなことも含めてみなさんにお届けしていけたらと思っています。
ということで、次回は浅井さんのターン。
マガジン「やまとわのコンセプトブックができるまで」というぼくらのものづくりの葛藤を一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。
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