家庭運営③

新しい生活が始まってすぐの生活リズムは大体、下のような感じで、とりあえず外せない部分っていうのは21時までに本を読んで寝ることと朝の9時までに保育園に登園すること。それ以外の縛りはない。朝は糠床を仕込めるくらい余裕があった。文字にすると大したことがないように思うのだが、実は結構苦戦した。

まず、子どもが自分のことをできるように、練習するための時間が必要だ。朝の着替え、歯磨き、トイレが目下の課題。ご飯は一人で食べられるけど、めちゃくちゃ時間がかかった。おまけに朝の着替えは私立のこども園なので制服になり、ブラウスのボタンやスカートのボタンまで付いている。長男が来年からこども園に行くことを考えると急がば回れだ。長女に戦力になってもらわねば。

でも、早くできるようになって欲しいという気持ちはできる限り抑えないと「なんでそんなこともできないの!」って、自尊心を傷つけかねない。加えて、実家を出て祖父母から離れたショックが少なからずある。焦らず、慎重にだ。

夜21時に本を読んで寝るためには、逆算すると、長女の食事に1時間、長男の風呂に30分、長女の風呂に50分、絵本に20分。おまけに長女は年頃の乙女なのか、髪を伸ばしたいなんて言っている。洗髪・ドライヤーの時間増は避けられない。晩御飯のスタートは忍たまが終わった18:20、ここも固定される。俺の帰宅は18:00。これで何とか21時就寝が実現する。

そのためには、朝できることは全て、済ませておく必要がある。そうすれば長男に使う時間も増える。つまり、奥さんが朝ごはんの準備をする間に糠漬け、風呂掃除、ゴミ捨て、子どもの手伝い(着替え、トイレ)あたりを俺が捌いていく。この頃、俺は生活リズム上朝ごはんを食べていなかったので、朝の用意は着替えと弁当くらいだった。洗濯乾燥機と食洗機で残りの家事はかなり省力化するはず。

実際にやってみると、特に長女の成長が嬉しい。少しずつブラウスのボタンが止められるようになってきた。こども園も何とか慣れて、長女の話から、いろんな友だちの名前を聞くようになった。

でも、一月経ったくらいか。どうも上手くいかない。18:20に晩御飯を開始できない。

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