見出し画像

キミとねこ。―みりちゃむと5匹の猫―

目の前にいるだけで、幸福感を与えてくれる猫。人間と同様に、猫によってそれぞれの個性があるのも可愛いところ。
「キミとねこ。」では、そんな猫たちと愛らしい飼い主を紹介します。
今回は注目のモデル・俳優として活躍する、みりちゃむこと、大木美里亜さんが登場。地元で出会い一緒に暮らすようになった猫たちや、保護猫活動について伺いました。

まずは5匹の猫を順を追って紹介!

初めてうちに来た猫は、パン粉(猫の名前)です。4年半前に地元の神社の脇道で車に轢かれそうになっているところを、父が保護して連れて帰ってきたのがきっかけ。キジシロの男の子で、当時は生後2ヵ月程度でした。

次に来たのが、てんぷらです。母が「もう1匹猫を飼いたいな〜」と言っていた直後、幼馴染と散歩しながら「どこかに猫いないかな〜」なんて言っていたんです。そしたら次の日に電話がかかってきて、「猫轢きかけたからちょっと来て!」って言われて向かった先にいたのが、てんぷらです。三毛猫の女の子なのですが、発見当時無傷かつ、ノミダニもいなくてキレイな状態だったので、捨てられたのかな〜と話していました。生後1ヵ月半くらいでしたね。

その次に来たのが、白猫でオスのおむすび。この時は保護猫が4匹いっぺんに家にきたのですが、eggの後輩から電話がかかってきて、松戸まで行ってご近所の方にも協力してもらいながら、1週間かけて保護しました。生後は3〜4ヵ月ほどで、おむすび以外の子は里親さんを探して譲渡しています。

パン粉
てんぷら
おむすび

続いてうちに来たのが、しらすです。この子はペットショップから来た子なんです。「保護活動をしているのに……」と批判が出る可能性や批判も重々承知の上なのですが、猫を飼い始めてから母が「内部事情を知りたいからペットショップで働く!」と言い出したのがきっかけです。そのお店にすごく可愛い子がいて、最初は躊躇していたのですが、その子自身に罪はないとどうしても諦めきれず、1週間後に迎えに行きました。生後2ヵ月の時に来た、スコティッシュフォールドのオス猫です。

今うちで一番の末っ子は、あげたまです。朝ドラの撮影で大阪にいる時に、母から「猫がいる!」っていう電話がかかってきたのですが、「ご飯あげたなら最後まで面倒見て!」と母に言って保護した子。茶トラのオスで、当時は生後1ヵ月ほどでした。

しらす
あげたま

猫と犬、合わせて6匹の生活は大変!

パン粉が来る前にうちにはもともと、こむぎという犬がいるので、今は犬猫合わせて合計6匹と暮らしています。とにかく大変なのは、食費。それに猫砂だって、ものすごい量を使います。けど、それに有り余るほど毎日楽しませてくれるし、癒してくれるのが猫たちです。

てんぷらを飼い始めた時は、猫と暮らした経験がなかったためわからないことが多くて大変だったのですが、おむすびを拾った時も4匹いっぺんだったのでてんやわんやでした。誰がトイレを失敗しているのかもわからないし、どの子がどんな行動しているのかも見えない。本当に大変だったけれど、それも経験になってよかったです。今では家族全員が、犬猫優先の生活をするようになっています。

てんぷらが家に来たことをきっかけに保護活動へ。

保護活動をするようになったのは、てんぷらが家に来てから。友人たちから「助けて」と連絡がくるようになったのが、そのあたりです。最初はわからないことも多かったのですが、SNSで保護活動をしている人や、保護猫カフェで働いている人たちにいろいろ伺って、少しずつ知っていくようになりました。

実は今週末(取材時は1月末)も3匹猫たちが来るんです。預かりボランティアをやるのは、実は今回が初めてなのですが、おむすびを保護した時にお世話になった人から連絡があって引き受けました。これからバタバタになること間違いなしです(笑)。

猫がいないか耳を澄ますのが習慣に!

最近は散歩をする時に、耳を澄ませて「鳴き声しないかな?」と気にするようになりましたね(笑)。それと、彼らと暮らすようになってからは怒る回数が圧倒的に減りました。家族中がそうなので、家の雰囲気がよくなりましたね。今では、「この子たちのために頑張ろう!」と思って、仕事も頑張れています。

遊ぶ手が足りないのも幸せ!

猫たちは5匹いるので遊ぶ手が足りていません(笑)。おやつが取り合いになったり、1匹が風邪をひくとみんなにうつったり……と大変なことも多いですが、それも幸せ。みんなには、とにかく健康に長生きしてください!と伝えたいです。自由気ままに生きてくれれば、あとは私が支えます。いつも癒してくれてありがとう。できるなら、私の寿命を分けてあげたいくらい、長生きしてください!

大木美里亜(おおき・みりあ)

服クレジット:
GYDA

スタッフクレジット:
photo:Kazuki Ebisawa 
styling: Mariana Yamana hair&maku-up: ANJU
edit&text:Makoto Tozuka
Produced by MCS(Magazine House Creative Studio)

ほかにも、YouTube、TikTok、Xでクロネコみっけをお楽しみいただけます! 「クロネコみっけ」で検索してみてください!