戸塚会長挨拶
師走
今年はいつもより暖かな日が続いています。暑い夏が終わったかと思うと秋は短く冬に入りました。昔、真冬の剣道場は氷のように冷たく、面越しに吐く息も真っ白に煙っていました。寒さに負けず気迫で体を燃やして稽古に励んだものです。
今年も年末の締めとなる第49回支部対抗戦が開かれました。今年も非常に盛り上がった試合が展開されました。特に各支部対抗による団体戦は終始歓声も上がり、どの試合も手に汗を握るような内容でした。
さて、開会式で試合の前に、令和5年度後半の主な成果を報告しました。
8月 *剣道体験教室をシリウスで開催し、小学生とその保護者、計90名に参加頂き、視察に来られた古谷田大和市長も一緒に竹刀を握り、素振りもやっていただきました。
*市の合同稽古にはヨーロッパのチェコから外国剣士がやってきました。来年ミラノで おこわれる世界選手権の候補選手でした。
*新潟県柏崎市剣道連盟や川崎市剣道連盟との交流会がありました。
*有馬健太郎君(若竹剣友会)全国定通大会団体戦に神奈川代表選手として出場し、準優勝しました。
9月 *前期級審査会が行われ、全体で80名受審し、一級には26名合格しました。
10月 *指導者研修会には約35名の受講者が参加し、日本剣道形講習会には41名が参加し、昨年より少ない参加でしたが、大変有意義な研修会となりました。
*市の合同稽古にはスペインバルセロナから大和中学校教諭佐藤先生のご縁で外国剣士がやってきました。やはり世界選手権の候補選手でした。
*私こと戸塚は、昨年に引き続き全国ねんりんピック剣道大会団体戦に出場、ベスト16に進出しました。
11月 *新しい取り組みとして、専門トレーナーを招聘して、剣道家のためのストレングス&コンディショニング講習会を行い、15名参加しました。
*山梨県白州にある正心館との交流会がありました。今後、以前行っていた宿泊研修会の復活、北杜市剣道連盟との新しい交流が期待できます。
*大和市剣道連盟主催第65回大和市剣道大会を開催しました。大和市内・外から一般の部19チーム、少年の部27チームに参加いただき、少年の部、一般の部共に三位に入賞しました。強化練習会など地道に稽古を積み上げてきた選手の皆さんは頑張りました。
12月 *東京で行われた毎日レディース大会に今年も参戦していただきました。大変健闘いたしました。
昇段審査の結果を見ると七段合格、小泉卓哉先生(渋谷剣友会)、六段合格、麻原隆弘先生(剣道教室)、佐藤典子先生(渋谷剣友会)。五段合格は青木将士さん(剣道教室)、小林誠二さん(渋谷剣友会)、四段合格に山崎正弥さん、田中颯太さん、田部直輝さん(つきみ野剣友会)渡邊武さん(小板橋道場)が合格いたしました。おめでとうございます。
称号審査では、剣道教士に堀ノ内秀志先生、小菅信一先生(南部剣友会)方が授与されました。
ご紹介できる内容まだまだありますが、詳細はホームページなどでご覧ください。
結びに
今年の行事は、ほぼ新型コロナ感染症以前の状態に近い内容で実施できたのではないでしょうか。各種大会は活気あふれ、参加された会員の交流の輪が広がり、小中学生、高校生の皆さんも元気がありました。一般の皆さんも充実した稽古ができたかと思います。
来る令和6年(2024年)は、さらに充実した歳になるように大いに期待し、世界の紛争や戦争が早く収束し、安寧の世になるようこころから願い、会員の皆様のご健勝とご多幸を祈念しております。
以上