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大和市剣道講習会御礼

10月8日は二十四節気でいう寒露。寒露と次の節気の「霜降(そうこう)」は晩秋に当たります。 「晩秋から初冬のころに降りる冷たい露」の意です。 今年の夏はいつまで続くのかなと誰もが思ったに違いありません。つい一昨日まで30℃を超えていたかと思うと、秋雨前線の影響であっという間に肌寒くなりました。 

  さて、6日の日曜日は午前中指導者講習会を行い、午後から品川区剣道連盟の大勢の皆さんをお迎えし、交流稽古会を実施することができました。品川区の皆様におかれましては、遠方より大和までお越しいただきまして誠にありがとうございました。大和市剣道連盟の代表として厚く御礼申し上げます。 
 午前の指導者講習会にもご参集していただきました会員の皆さん大変お疲れさまでした。講師を務めていただいた小田先生にも感謝申し上げます。

  この日は、まず講義。小田先生剣道実践、ご体験のお話に始まり、剣道試合、審判規則の改正と審判法の実践について堀ノ内副会長から指導していただき、審査に向けての模擬審査も行いました。役員も含めると高校生以上約60名の参加があり、品川区の会員の皆さんが加わることで80有余名武道場は大賑わいとなりました。かつて神奈川県の合同稽古会を大和市で行ってきたことが思い出されるくらい活気あふれた行事になりました。ようやっとこのような交流事業が進めらることに安堵し、ますます剣道によって人々の輪ができることが大変うれしく思います。来月は山梨県北杜市剣道連盟との交流もします。出稽古などの武者修行は、武士が諸国を遍歴して武芸をはじめとする武士として必要な知識・技能・精神力を獲得して己の資質を高めようとした行為であるとともに我流に流れる自己を見つめなおす機会でもあります。どうか会員の皆さまもこのような機会に積極的に参加していただきたいと思います。
 今回の交流会は木村副理事長の計らいでできました。役員の先生方も大変お疲れさまでした。
                                               令和6年10月8日
大和市剣道連盟 会長 戸塚義孝

以下令和6年10月6日交流会配布資料から本市の紹介文を配布しました。ぜひ皆様もご覧おきください。

ようこそ大和市へ

人口は約24.1万人。東京都区部への通勤率は15.3%、横浜市への通勤率は18.3%。
綾瀬市と大和市にまたがって在日米軍と海上自衛隊の厚木基地があり、うち大和市部分は約1.1平方キロメートルで、市面積の約4%に相当する。なお、人口密度は横浜市より高い。
大和市剣道連盟は昭和34年(1959)2月、「大和市剣道連盟」は発足され、今年で65年になります。(その礎にあった大和町北部剣友会創立の昭和27年を数えると72年目となる)

大和市剣道連盟について

大和市には、他の地域にはあまり見られない剣術の奉納額が二枚も現存し、市の文化財にもなっています。一枚は多くの方が周知の新選組、近藤勇や土方歳三らの流派であり、江戸時代後期の剣道の新興流派でもある天然理心流奉納額(福田田中八幡宮所蔵)ともう一枚は千葉周作が創始で、山岡鉄舟の署名と落款が押された北辰一刀流奉納額(下鶴間諏訪神社所蔵)です。幕末の混とんとした時代でもあった頃ですが、この奉納額があることで、当時の市域が剣道の前身の剣術の一拠点であったことを意味しています。下鶴間には道場も存在し、この二つの流派が共に流行していたということで、大和市の剣道のはじまりはここから始まります。(……明治維新の際に官軍の江戸城総攻撃を阻止するため、幕臣山岡鉄太郎・勝海舟と共に時の官軍参謀西郷隆盛との会見の労をとり、日夜奔走した方が当時の上草柳村(大和市上草柳)の山口家であったと伝えられている。さらに新選組に加入した近藤勇・土方歳三の配下で菜葉隊(旗本からなる横浜警備隊で、土方歳三が甲陽鎮撫隊の救援要請をしたときには、江戸防衛の為に移動していた。菜っ葉色の羽織を揃いで着用していたので「菜葉隊」と呼ばれていた。)に加わった村民も大和市内にたくさんいたとか……創立50周年記念誌より)


天然理心流奉納額

やがて大正時代の初めに下鶴間の八木隆二氏が自宅に剣道場を築き、青少年の指導に当たり、高座郡大会で優勝した記録もあるそうで、やがて下鶴間交番勤務の柏田良久氏の計らいで出来上がった大和町北部剣友会の発足以来、昭和34年(1959)2月、大和町・渋谷町が合併し市制施行に伴って「大和市剣道連盟」は発足されました。
現在会員数は約600名、居合道部を入れて12支部が活動している。

主な出来事

全国家庭婦人大会団体の部優勝、全国青年大会団体準優勝・個人優勝、武相地区大会団体の部優勝、国体代表選手多数輩出、全日本都道府県大会代表選手輩出、全日本高齢者武道大会個人戦優勝、関東七県大会団体戦代表選手輩出、全日本女子選手権大会選手入賞者輩出など

主な行事

指導者研修会・全剣連伝達講習会(年2~3回)、日本剣道形講習会(年1回)、級審査会2回、小中学生の強化練習会、小学生の体験会、大和市選手権大会、大和市大会(招待試合)、大和まほろば大会(18歳以上オープン大会)、大和高校生まほろば練成大会、合同稽古会(土曜日高校生以上・日曜日中学生以上)など

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