鷹乃学習(たかわざならう)
会長挨拶 2022年7月
今の季節は鷹の幼子が飛び立ち、獲物を捕ることを覚える時期だそうです。本格的な夏を迎えるこの季節には、鷹の子どもたちの巣立ちを見ることができるそうです。
7月18日に行われました第54回大和市剣道選手権大会において、たくさんの選手が出場しました。中でも小学生の試合は非常に見ごたえがありました。コロナ禍で思うように稽古ができなかったとは思いますが、出場した子どもたちの元気な声と竹刀の鳴り響く快音が心地よく感じられました。鷹の子になぞらえて大きく成長してもらいたいと思います。
さて、第54回大和市剣道選手権大会に参加された皆様、大変お疲れ様でした。大和スポーツセンター大体育室で試合が行われたのは、2018年の大会以来でしたが、「大会」がようやく戻ってきました。
先ずは、柴木、涌井両先生の日本剣道形の演武は十分に気が練られ、選手の皆さんが試合に向けて意気を高めるのに十分説得力ある内容でした。また、居合道部は呼吸が合った迫真の演武でした。若林先生の貫禄の演武も多くの人が心打たれたに違いないと思います。
そして、試合は、新型コロナ感染症予防の為の暫定的なルールに則して行われました。この日は気温も高く、延長戦も多かったので、試合者は面マスクなどの着用で大変息苦しく、思うようにいかなかったのではないかと思いますが、随所で気迫のこもった真剣勝負が展開されました。
優勝者の皆さんは誠におめでとうございます。とくに、この日試合の締めくくりとなった、大学・一般男子四段以上の部において優勝されました 木村信二郎先生 (錬武館)におかれましては、非常に見応えのある内容と共に、今回の大会運営にもご尽力され他の模範となりました。敬意を表します。
最後になりますが、大会に出場された選手の皆さんをはじめ、審判員、役員の皆様大変お疲れ様でした。無事に運営できましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症は人々の間で再燃しております。
「全国的に感染激増、多くの地域で過去最多を記録、全国の感染者数は16 日に 11 万人を超え、 20 日発表数は 15 万人をこえました。東京も 2 万人越えですがさらに大阪での増加が顕著です。 東京では公式には 8 月 3 日に 5 万 4902 人となる予想でしたが、別の予想では 8 月半ばに 10 万人を超える予想もありました。現状はさらにそれをうわまわりそうです。これも想定外といわれる のでしょうか。 神奈川県剣道連盟より」という報告も受けています。どうか引き続きの予防対策と皆様のご健勝を祈念しております。
7月22日
大和市剣道連盟
会長 戸塚義孝