令和6年、新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
昨年は当連盟の活動にご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
能登半島の大地震、羽田空港での航空機事故で被災された方々の安全が一日も早く確保され、復旧に向けた作業が捗るよう祈念しております。残念ながらご不幸にあった方のご冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞い申し上げます。そして、世の中は、まだまだ感染症よる影響が懸念されておりますが、今年も会員の皆さんのさらなるご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。そして、今年は辰年です。十二支の中で唯一空想上の生き物ですが、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのうといわれていますので、この竜にあやかって今年はさらに充実した稽古をしていきましょう。
さて、かつて大和市内に有名な山岡鉄舟一刀流派の剣道場があったと言われています。一刀流派を調べてみるとその極意は「心外無刀(心のほかに刀無し)」といって、勝負にこだわらず心を練る修練であり、厳しい稽古をやり抜いて無心のこころを練ることとされていました。そのためには、正々堂々、精いっぱいの気迫を以て相手と相対し、相打ちの心構えこそが大切である。しかもその勝敗の機は電光石火、一瞬の間にある。そして、「日常生活では、能力の限り世のため人のために活動することが大切であり、剣の修行も又ここを目標にしなければならない」と明言されています。」剣道で学ぶ大切なことだと思い、皆さんにご紹介します。
結びに、66年目を迎えた当連盟の伝統である稽古始め及び3日間の寒稽古に沢山ご参加いただきまして真にありがとうございました。延べ約400名もの参加がありましたこと御礼申し上げます。今後とも当連盟の活動にぜひ大いなるご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。会員の皆様におかれましては、ご健康にはくれぐれもお気を付けください。役員の先生方、会場を使用させていただきました大和市光丘中学校校長先生をはじめ職員、剣道部員皆様に厚く御礼申し上げます。
令和六年一月五日
大和市剣道連盟会長
戸塚義孝