参院選の結果、日本共産党の路線はどうなる?過激な実力行使も検討か? 安東幹(共産主義研究家)
今後、日本共産党が、どのような路線を取るか、注目されている。野党共闘から、日本共産党を中心とする民主連合政府を目指すのか、それとも、選挙中にも行われた自公維新などを「翼賛勢力」と激しく批判し、唯一の戦う野党、日本共産党を前面に押し出すのか?来年1月に、日本共産党が党大会を開催することが予想されている。最終的に、党大会で、今後の路線が決定する。
参議院議員選挙が終わった。自民党大勝、自公政権は国民の信任を得た。また、維新の会、国民民主党の議席を加えると、憲法改正発議に必要な、参院の三分の二を超えることとなった。それに対して、日本共産党は、改選議席の六議席を四議席へと減らした。参議院での勢力を十三から十一へと減らす結果となった。
日本共産党中央委員会常任幹部会の「参議院選挙の結果について」(7月11日)によると、東京選挙区で山添拓候補の再選と、沖縄選挙区での「オール沖縄」のイハ洋一候補の勝利を、自賛している。
しかし、比例区で、「650万票、10%以上、5議席絶対確保」を目標にしたが、361万8千票、得票率6・8%にとどまり、改選5議席から3議席への後退となったことを反省している。
原因として、参議院選挙でとりくんだ対話の最終の到達点が860万にとどまり、支持拡大の到達点は650万と支持拡大目標の47%にとどまったこと、総選挙の最終の到達点と比較しても、対話・支持拡大とも8割台にとどまったことをあげている。
もう一つ、昨年11月の、日本共産党の重要な会議である4中総の決定で、党員拡大でも、「しんぶん赤旗」読者拡大でも、前回参院選時の回復・突破を目標に掲げたが、党勢は、前回参院選時比で、党員92・5%、日刊紙読者92・0%、日曜版読者91・4%にとどまったことをあげている。世代的継承のとりくみや、「綱領を学びながらたたかう」という点での新たな努力も行われましたが、なお、自力をつけるとりくみは、質量ともに、その立ち遅れを打開できていませんとしている。
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