近代建築 埼玉県入間市 石川邸 レンガ!? イエイエ実は木造です! 製紙工場なれど外壁用レンガも自作した石川家迎賓館
埼玉は近代史の宝庫
「埼玉県民には草でも食わしておけ」
このセリフで一世を風靡した埼玉県だが、実は近代日本に欠かせない人物を量産している県なのだ。
「実は、実はね」という意外な県が埼玉件なのである。
埼玉県が拝した近代日本の歴史を彩った人物を敬称略であげてみよう。
渋沢栄一、荻野吟子(日本発の女医)、塙保己一、この3人の偉人を筆頭に、遠山元一(証券会社)、原善三郎(生糸を世界に)、高林謙三(製茶機械)、清水卯三郎(パリ万博で日本を紹介)、などなど驚くほど多くの人材を配している宝庫が埼玉県なのである。秩父セメントの諸井恒平も、作家の武者小路実篤も埼玉。
古くは、渡辺綱、熊谷直実、木曽義仲、太田道灌、松平信綱が図ずらりと顔を並べているのも壮観である。
江戸からも近く、川越の運河を利用しての赤城山埋蔵金伝説も心が躍る。
そんな埼玉県であるから、実に多くの近代建築が保存されてもいる。
近代建築は東京近郊であれば、ダントツ神奈川が多いかもしれない。だが田舎といわれた埼玉にも多くの近代建築が残されている。
新しいものに挑戦をしていく埼玉気質なのだろうか。
そんな埼玉県・入間市にあるのが「旧石川邸」である。
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