見出し画像

【論点】 姑息な朝日新聞。「宗教と政党」の問題点を堂々と問え  寺井 融(アジア母子福祉協会監事)

川柳の愛好家でもないので、作品の出来の良し悪しは問えない。ただし、七月十五日、十六日付「朝日川柳・西木空人選」の読後感は、いただけなかった。

十五日付「銃弾が全てを闇に葬るか」「去る人の濁りは言わず口閉ざす」とか、十六日付「疑惑があった人が国葬そんな国」「忖度はどこまで続くあの世まで」などを読むと、志半ばに倒れた元宰相への敬意や哀悼の気持ちなど、どこにも滲んでこない。

 川柳は、風刺(ふうし)や諧謔(かいぎゃく)の文学とも言われる。しかし、それら作品には、そんなセンスなど、微塵も感じさせられない。せいぜい品の悪いあてこすりだけが匂ってくる。これが、日本を代表する新聞の野辺送りなのか。

 選者は、「天声人語」も担当した名文家だそうである。朝日にしてみれば「選者は元社員かもしれないが、いまは社の人間ではない。川柳の選択は選者の責任」と言い張る筈。かつて慰安婦問題で「吉田清治氏の話を報じただけ」と強弁したように。

 故安倍元総理の功罪を本格的に問うのは、新聞社として当然の所業であろう。

 それが「朝日」において、果たして重層的、多角的に行われたであろうか。読者投稿や、川柳欄、識者と称する人のコメントによって、安倍政治の負の部分(モリカケサクラ)や国葬批判のムードだけが強調されている気がしている。「姑息なり、朝日」である。

ここから先は

1,096字

国会内でも取材しています。専門家によるコラムはとても勉強になります。今の政治を学びたい方、いろいろな考え方に触れたい方にも良いと思います。また、政治以外の記事も掲載していきます。

Y.pressはやまと新聞のnoteです。 皇室を敬い 日本の歴史・文化を正しく伝えていきます。 今の日本の政治について少しだけ学びたい。…

やまと新聞は皇室を敬い、日本の歴史と文化を正しく伝えていきます。 月350円で知識が身につきます。 また、ツイートやSNSから保守系情報を見やすくまとめて掲載していきます。 よろしくお願いいたします。

Yamato Web News

¥350 / 月

領土問題・歴史問題・対中国・韓国・北朝鮮など日本国を取り巻く環境は厳しくなっています。 やまと新聞は左傾化が止まらないマスコミの中にあって…