岸田首相の「しゃもじ」

ウクライナへの自称電撃訪問が無事終った岸田首相を待っていたのは、手土産「しゃもじ」を巡る野党の追及であった。
５０ｃｍ大の「勝利」と書かれたしゃもじである。
普通のしゃもじならマッシュポテトを潰すのに使えるかもしれないが、５０ｃｍの「勝利」と書かれたしゃもじを喜ぶべきか、意味不明の物体ととるかゼレンスキー大統領も戸惑ったのではないだろうか。

野党側の反応として、
立憲民主・泉代表「ウクライナに実際に役立つものを持参すべき。常に地元のアピールをするのは緊張感が無さすぎる」
日本維新の会・馬場代表「センスがなく能天気すぎる」
上記の批判に対し、自民党世耕幹事長は「選挙時のような健闘を祈る、という気持ちが込められたもの」と述べている。
地元住民からは「成功を祈願してあげたのだと思う」、「お土産としては良いが戦地にもっていくのはどうか」などの意見があげられている。

岸田首相がウクライナ訪問でなすべきは、平和への一歩を作り、戦後復興への協力を明確にすることであり、「ウクライナの勝利願い」ではなかったはずである。
馬鹿げている、非常識、との声が起こるのも当然といえば当然か。
更に平和の千羽鶴をイメージした折鶴ランプも贈ったといわれる。