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Y.PRESS by やまと新聞

Y.pressはやまと新聞のnoteです。 皇室を敬い 日本の歴史・文化を正しく伝えていきます。 今の日本の政治について少しだけ学びたい。今日本で起こっていることを知りたい。 こ…
国会内でも取材しています。専門家によるコラムはとても勉強になります。今の政治を学びたい方、いろいろ…
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#安倍氏

【コラム】鎌倉殿の13人とよく似たリーダー不在の安倍派

派閥会長を失った安倍派は参院選後の7月21日、総会を開き後任会長を空席とした。当面は7人の世話人会による合議制で運営することと、派閥名称を変えないことなども決定した。7人は会長代理である塩谷立・元総務会長(72)と下村博文・元政調会長(68)。参院安倍派会長の世耕弘成・参院幹事長(59)、副会長の高木毅・国対委員長(66)、事務総長の西村康稔・経産相(59)、松野博一官房長官(59)、萩生田光一政調会長(58)。 安倍晋三氏(享年67)を殺害した山上徹也容疑者(41)の犯行

【コラム】なりふり構わぬお盆直前の岸田内閣改造

7月10日投開票の参院選後、既定路線だった9月の内閣改造を岸田首相は8月10日に前倒しした。墓参や夏祭りなど地元での恒例行事が重視される政治の世界で、お盆直前に人事を行う岸田氏の判断に、永田町と霞が関の政治家・官僚は休日返上の新装開店を余儀なくされた。 8月5日の臨時国会閉会後、永田町では事実上の夏休みに入ったとほっとする声もつかの間、同日夕に「10日にも内閣改造」との一報が駆け巡り、国会周辺は騒然となった。 「そんなはずがない」 安倍晋三元首相が生前、岸田氏に対し、地

安倍氏の死を謎にするな      村田春樹(今更聞けない皇室研究会顧問)

国葬と朝日新聞 本シリーズは本来皇室関係について述べるべきものだが、先月に引続き今月も安倍元首相の暗殺について述べさせていただきたい。読者諒とせられよ。 「疑惑あった人が国葬そんな国」「銃弾が全て闇へと葬るか」「死してなお税金使う野辺送り」「これでまたヤジの警備も強化され」「動機聞きゃテロじゃ無かったらしいです」「忖度はどこまで続くあの世まで」「国葬って国がお仕舞いっていうことか」「ああ怖いこうして歴史は作られる。」 ご存じの通り朝日新聞の朝日川柳である。朝日は社員読者

プロ失格。永久に消せないSPの致命的ミス

仕事には、業種や職種、役職ごとに求められる能力が異なる。 同じプロサッカー選手でも、DF(ディフェンダー)であれば攻めを防いで当たり前。ポジションやマンマーク、連携の確認など継続的な集中力が求められる。たとえ完封で終わっても、特別ヒーロー扱いされる機会は少なく、評価はされない縁の下の力持ちである。 反対にFW(フォワード)の場合。1試合で何回か訪れる得点チャンスに応えることができればMVP(最優秀選手)となり、ヒーローになる。膠着した試合であれば、10本の機会に1本でも決

【憂国の直言】 安倍氏を国葬で見送ろう   松木國俊(朝鮮近現代史研究所所長)

惜しい。あまりにも惜しい。日本国にとって最も大切な政治家を奪われてしまった。安倍氏こそが日本を正しい方向に導く希望の星だった。 思えば彼ほど左翼勢力から罵詈雑言を浴びせられた首相はいなかった。それこそが彼が大宰相であった証明なのだ。 日本を立て直すことは並大抵の力量では不可能だ。揺るがぬ決意と信念を持ってあらゆる障害を打ち破らねばならない。それを成し得たのはおそらく戦後の首相経験者の中で安倍氏ただ一人ではないだろうか。 彼の死は韓国でも大きく報じられた。 7月8日夜韓国

【コラム】戦後政治史に巨大な足跡を残した安倍晋三氏

安倍晋三元首相(67)が凶弾により帰らぬ人となった。 日本政治は太政官制度から内閣制度に移行した1885年以来、これまでに101代64人の内閣総理大臣を輩出してきた。計5回の内閣発足を行った吉田茂を始め、複数回政権を発足した総理大臣は何人もいるが、通算在職日数8年を超える3188日に及んだ安倍氏は、2886日の桂太郎を抑えて歴代最多の在職期間となった。安倍政権の発足は4次に及び、改造を含めた組閣は計11度で、憲政史上最多記録である。 戦前と異なり、国内外の情勢変化や情報氾