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【山梨発の世界企業『シャトレーゼ』】
山梨が世界に誇る洋菓子(主に生ケーキ)企業『シャトレーゼ』 私のイメージは、「昔は安いアイスクリーム屋だったのに、立派な会社になったもんだな(@_@)」こんな感じだ。
街のスーパーに飛び込み、入口などの目立った場所に、自社のアイスクリームやかき氷を専門に販売する「冷凍ケース」を自腹で設置し、ルート販売のトラックが売れた分だけ補充して巡回する。
価格は「1袋・6個入り298円」だったと記憶する。要は一個50円のアイスである。他社のアイスが100円なので飛ぶように売れた。飛ぶように売れるから、ケースはいつも空っぽだったw
それからシャトレーゼはケーキを売り出すようになる。不二家のケーキほど見栄えは派手ではないが、同じ種類のケーキなら必ず価格は安かった。山梨県民に対する「スイーツ」の普及において、シャトレーゼの貢献度はあまりにも大きい。和菓子の「信玄餅」と双璧だろう。(次点→よっちゃんいか)
👤私も少し前までは田舎の経済人の端くれだったので、創業者とお会いしたこともあるし、歴代の経営陣のお顔も忘れていない。
生ケーキの販売をアジアにも拡大するのと並行して、日本全国のゴルフ場やホテルの買収も積極的に行なっていった。そのゴルフ場やホテルのレストランでは、必ず「アイス食べ放題」のサービスがつくw。
カリスマ創業者だけに、成功と共に「裏話」も耳に入ってくる。書くに耐えないものもあるのでここでは控えるが、とにかく「火の用心」である。
☝️このシャトレーゼの店舗、直近3年間で200店舗も増えているという(合計1,000店舗超)。そしてその9割がフランチャイズ契約、条件は本部へのロイヤリティ(看板料)を一切取らずに、販売するケーキの卸値での利益だけである。
ロイヤリティの高いコンビニやラーメンチェーン店のフランチャイジー(加盟店)に比べたら、羨ましい限りだろう。これだけの規模なのに株式上場しないのも、この辺りに理由があるのかも知れない。
👥それだけにオーナー達は、発注数やロス(廃棄)管理に必死になる訳だ。大家も店子(たなこ)も運命共同体、単純にして高効率モデル。他のケーキチェーンの苦境を横目に、シャトレーゼの独走はまだ続きそうな予感がする。
☝️片や「街のケーキ屋さん」は減る一方である_| ̄|○
コストコの商品を個人スーパーが「客寄せ」に使う「コストコフェア」が人気である。コストコは「卸売業」なのでこれが出来る。コストコの店舗が無いエリアのお客さんも喜び「三方よし」だ。
シャトレーゼさん、街のケーキ屋出身なら、シャトレーゼの無いエリアの個人店に、その自慢のケーキを卸してあげてはどうですか?
週に一度の「シャトレーゼフェア」‼️
えっ?そんなのケーキ店主のプライドが許さない?
コストコの商品を売る個人スーパーだってプライドはありますよ!まあケーキの「ついで買い」は無いから、現実には難しいとは思うが。
👤私は山梨の宝「シャトレーゼ」のことを、家族経営のケーキ店が憎しみの目で見ることを望みません。それじゃどこかのでっかいスーパーと一緒だからm(_ _)m