厄年のギャル

女性の30代はほとんど厄年で埋まるという、とんでもねえ事実をご存知だろうか。

特に、数えで33歳の齢は大厄とされており、前後の1年も前厄・後厄といわれている。つまり、厄年は3年引きずるのだ。

そして、32〜34の厄年が過ぎても36〜38の厄年が待っている。

神様は30代女性に恨みでもあるのだろうか。いくらなんでも30代にまとめすぎてはいやしないかい?つらすぎるんだが…?


何故こんなタイトルでnoteを書いているかというと、そんな私も大厄ドンピシャの厄年のギャルだからであり、昨年末からまじで良いことが無かった。それも、ほとんどは体調面での話。体質の切り替わり期をヒシヒシと感じるよ…。

1年のまとめ、という事で、今年患った病を書き連ねてみる。来年に持ち越さないように。


①2023年クリスマス明け〜大晦日にかけて、39度超えの高熱にうなされダウン。インフルでもコロナでもなく、原因不明すぎてひたすら熱が下がるのを待つのみ。ようやく身体が動くようになった元旦、震度5強の地震に襲われ散々な年明けとなる。凄まじい大厄の幕開けだった。

②1月中旬、息子の溶連菌をもらう。喉激痛。

③4月末、GWに突入と同時に、息子の溶連菌をもらう(3ヶ月ぶり2度目)ちなみに1月から4月にかけて、息子はインフルと溶連菌をやっている。このウィンターシーズン、彼は3度も溶連菌に罹った。

④花粉症が治らない。6月まで続く。今も引きずる副鼻腔炎の幕開けだ。

⑤6月中旬、激痛とともに血便が出る。後からわかったけれどこちらは虚血性大腸炎という病気で、この時は胃腸炎だと言われる。

⑥8月中旬、咳が止まらない。

⑦8月中旬、咳の止まらなさに会社の人に本気で心配されるものの、「胃腸炎よりマシですw」と笑顔で答える余裕はあった。それが盛大なフラグとなり、その日の深夜激痛と血便が再び訪れ、虚血性大腸炎という正式な診断が下される。人生初の大腸カメラにおののき、4人に1人は再発するという確率の高さにトリハダ。

⑧9月、止まらない咳は副鼻腔炎の弊害らしい。

⑨10月、引っ越し疲れにより発熱。

⑩12月、咳が止まらない。気管支も肺もピカピカなのに、原因不明の咳が続く。


振り返ってみると2ヶ月に一度は身体を壊している。厄年の恐ろしいところは、他にもインターネットに垂れ流せないような事も色々あったということだ。体調不良なんてまだまだちょろいのよ(自分調べ)


不幸な事ばかりではない。引っ越しを2回して、そのどちらも住みやすい家だった。6月には芸術祭をした。結婚もした。ユニバも行った。


クレヨンしんちゃんのみさえがいつかの映画で、「子持ちのオバサンなんかにできっこない」と心配されているようでバカにされているシーンがあった。

その時みさえはブチギレながらも腕の中のひまわり(0歳)にむかって、「見てなさいひまわり。子持ちのオバサンだろうとできないことなんてひとつもないんだから!」と、豪語した(ちなみにみさえは29歳。厄年でもオバサンでもない)


大厄のギャルだろうと、できないことなんてひとつもなかった。引っ越し×2、フルタイムで働きながらの芸術祭運営、結婚、子育て。よくできました、と、自分に花丸をあげたい気分。


厄年は良くも悪くもパワーがすごい。そして、知人との会話の中でひとたび厄年というワードを出せば、その人の「私の厄年エピソード」がじゃんじゃん飛び出てくる。
人の数だけ厄年があり、その全てに汗と涙とともにうろたえながらもふんばった、かけがえのない365日がつまっている。


厄年が去った人も、これからの人も、途方もない30代があと数年残っている私のような人も、今年もお疲れ様でした。せめて少しはマシな年越しになりますように。ご自愛ご自愛。











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