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旅鳥たちの芸術祭&映画「目の見えない白鳥さんアートをみにいく」自主上映会について

\6月に芸術祭を開催します/


今日は立春。暦の上では春。
まだまだ寒いし、春なんて正直わからん…と思いがちですが、ちょっと前に比べたら夕方明るい時間が増えて、道端にもホトケノザやオオイヌノフグリなどの春の野草がちらほら。

とはいえやっぱり寒いので、私は「今日から春です!」とは言わずに、「今日からは、心は春のほうを向く日」としています。目に見えなくても、地面の下ではニョキニョキと根が伸びて、花を咲かす準備をしているのですよ。信じて待っていましょうね。


さて、立春の日に告知するぞ!と、昨年の晩秋あたりから企画していた事があります。

6月1日(土)、2日(日)に、富山市大沢野の旧小羽小学校にて、「旅鳥たちの芸術祭」という現代アートの展覧会を開催します。富山県在住のアーティストを中心に、インスタレーション、彫刻、パフォーマンス、参加型アートなどの作品を展示します。

会場となる旧小羽小学校は、2009年に閉校になった小さな木造の小学校。学校という役割を終えた後も、地域の人々が集うコミュニティスペースとして、老若男女様々な人々に愛されています。

アーティストは、まるでツバメが軒下に巣を作るかのように、廊下や空き教室を間借りして作品を展示します。ツバメの巣の中では、かわいいヒナ鳥たちがピーピーお喋りをしています。見守る人間たちも、巣立つまでのヒナの成長を楽しみ、日常が少しだけ明るく楽しくなる事でしょう。2日という短い会期ですが、私はこの芸術祭が旅鳥たちの巣のように、人々の心に残る初夏の出来事となると良いなと思っています。


この芸術祭の中では、ある映画の自主上映会も開催予定です。
それは、「目の見えない白鳥さんアートをみにいく」というドキュメンタリー映画です。原作は川内有緒さん著「目の見えない白鳥さんと、アートをみにいく」というドキュメンタリー小説です。

目の見えない白鳥さんは、アート作品を鑑賞するために友人たちと美術館に行きます。それって一体どういう事??と思ってしまいますよね。

この映画を見た後、アートとは、人とは、ルールとは、障害とは、健常とは、という、世の中一般の枠組みがぱあっと取り払われて、ただ一緒に居たい人と一緒にいる事で見えてくる何かがあるよな、という事に気付かされます。

アートをテーマにしているわけでも、障害をテーマにしているわけでもなく、目の見えない白鳥さんが、まるで渡り鳥のように日本中のアートをみにいく様子を、みなさんと一緒にみることができたらなと楽しみにしています。みんなでみてはじめてわかる事があると思うから。

ざっくりとですが、これからnoteとインスタで芸術祭の情報を伝えていきたいと思っています。

インスタ→旅鳥たちの芸術祭(tabidoriartfes)

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見る・話す・一緒に過ごす

旅鳥たちの芸術祭&映画「目の見えない白鳥さんアートをみにいく」自主上映会in旧小羽小学校

2024年6月1日(土)11時〜16時、2日(日)10時〜15時
入場料¥500、映画観賞料金¥1500

出展アーティスト(順不同・敬称略)
山本瑞生(衣装)
北口辰也(漂流物アート)
山と草木(羊の旅プロジェクト) 
藤井朱里(彫刻)
時々(ときどき)(現代アート)
グアリノ・アキ(ダンボール造形)

キュレーション
山と草木

お問い合わせ
yamatokusaki@gmail.com

お子様連れの方へ
本芸術祭はお子様やお子様連れの方に安心して来ていただけるよう、授乳室、おむつ交換スペース、飲食スペースをご用意しています。
会場は静かにしないといけない、動き回ってはダメという雰囲気ではありませんので、最低限のルールは守りつつどうかのびのびとお過ごし下さい。
子どもとアートを観賞する上でどのような配慮が必要なのか、主催者側・観客側両方向から模索する場として機能する事を目指しています。

映画「目の見えない白鳥さんアートをみにいく」自主上映会

①1日㈯13時〜(子連れ安心会)
②2日10時〜(子連れ安心会)③2日13時〜
※子連れ安心会とは照明を明るめに、プレイスペースを配備するなど、小さなお子様連れ大歓迎の会
※UDcast対応作品

2022年Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞受賞作品である、川内有緒著「目の見えない白鳥さんと、アートをみにいく」の映画版。

目の見えない美術鑑賞者・白鳥建二さんと友人たちが、全国各地の美術館を渡り鳥のように旅し、アートを鑑賞する様子を描いたドキュメンタリー映画。目の見えない白鳥さんはどうやってアートを“みる”のか。わかる・わからない、みえる・みえない、できる・できないの壁をこえ、アートの前ではそれぞれの過去‐現在‐未来が織り混じり、ジャズセッションのような会話が繰り広げられる。

誰かと一緒にいる尊さ、愛おしさ、アートを介したコミュニケーションについての物語。


関連イベント(日時など詳細は後日)
●山本瑞生作品にてパフォーマンス
「状況劇団パッチ」by歌のさお、鍵盤のひさこ、美術みづき

●北口辰也
漂流物ワークショップ
「漂流教室」

●山と草木
羊の旅プロジェクト
「羊のオブジェをつくるワークショップ」

●藤井朱里
「Tea Party」作品の周りでイチゴのショートケーキを食べながら、テーマに沿ってお喋り

ワークショップ「ヘソの緒をつくる」





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