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3月のひなまつりクイズ!全20問!

知っているようで意外と知らない日本の年中行事に触れる機会として、ひなまつり(上巳の節句)にまつわるクイズを用意しました。今月はちょっと難しめかもしれません。たまちゃんと一緒に楽しく学びましょう!
あなたは何問正解できますか??



Q1. 上巳の節句はもともと何をする行事だった?

  1. 春の野菜を収穫して祝う

  2. 水辺で身を清め、厄を祓う

  3. 恋愛成就を祈願する


📖 解説: 上巳の節句は、中国由来の厄払いの行事が日本に伝わり、水辺で穢れを祓う風習になりました。平安時代には宮廷行事となり、現代の雛祭りに発展しました。
正解: 2


Q2. 雛祭りを「桃の節句」と呼ぶ理由は?

  1. 桃の実を使った菓子を食べるため

  2. ちょうど桃の花が咲く頃で、魔除けの力があると信じられていたため

  3. もともと「百(もも)の節句」と表記されていたから


📖 解説: 桃の花は邪気を祓うとされ、日本神話にも登場する神聖な植物です。ちょうど3月に開花することから、雛祭りと結びつきました。
正解: 2


Q3. 雛人形を最初に飾ったのは?

  1. 武家

  2. 公家(貴族)

  3. 町人(商人)


📖 解説: 平安時代の貴族の子どもが「ひいな遊び」として人形で遊んでいたことが始まり。その後、厄払いの意味が加わり、雛人形として発展しました。
正解: 2


Q4. 雛祭りの「流し雛」とは?

  1. 人形に罪や穢れを移し、川へ流す風習

  2. 人形を船に乗せ、海へ送り出す航海安全祈願の風習

  3. 旧暦の端午の節句に行われる水上レースのこと


📖 解説: 厄払いのため、人形に穢れを移し、川に流す習慣がありました。現在でも一部地域で行われています。
正解: 1



Q5. 雛祭りが3月3日に固定された理由は?

  1. 干支と無関係に日付を変えないほうが覚えやすいため

  2. 江戸幕府が五節句の一つとして3月3日と決めたため

  3. 昭和天皇が3月3日に即位したため


📖 解説: 江戸幕府が「五節句」を制定し、上巳の節句を3月3日に固定しました。これにより、全国的に定着しました。
正解: 2


Q6. 雛人形の「お内裏様とお雛様」は本来どんな意味?

  1. お内裏様=男雛だけ、お雛様=女雛だけ

  2. お内裏様=男雛と女雛のペア、お雛様=すべての雛人形

  3. お内裏様=家来、お雛様=姫君


📖 解説: 「内裏」とは天皇の住む御所を指し、本来は男雛と女雛を合わせて「内裏雛」と呼びます。「お雛様」は上段に飾られる女性の雛人形を指すと思われやすいですが、実際は雛飾りの人形全体の総称です。
正解: 2


Q7. 関東と関西で男雛・女雛の位置が異なる理由は?

  1. 源氏と平家の争いの名残

  2. 昭和天皇即位時の写真報道の影響

  3. 大震災後の復興事業の指針


📖 解説: 昭和天皇の即位式で、天皇陛下が向かって左、皇后陛下が右に立たれた写真が広まり、関東ではこの並びが定着しました。
正解: 2


Q8. 三人官女の中央の官女だけ既婚者なのはなぜ?

  1. 中央が最も経験豊富なベテランだから

  2. 結婚後の官女が務める役職だったから

  3. 夫婦円満を願う縁起担ぎ


📖 解説: 婚礼の席で最も重要な酒台を運ぶ役割を、経験豊富な既婚女性が担ったことから、中央の官女だけ「お歯黒・眉なし」の姿とされました。
正解: 1


Q9. 五人囃子が象徴するものは?

  1. 農作業を手伝う5人の若者

  2. 雅楽や能楽を演奏する5人の少年

  3. 若旦那を守る5人組の用心棒


📖 解説: 五人囃子は雅楽や能楽の演奏者を模したもので、雛祭りの婚礼行列を華やかに演出します。
正解: 2


Q10. 雛人形の「仕丁」の表情が異なる理由は?

  1. 貴族・武士・町人を象徴している

  2. 平民の感情を自由に表現する存在だから

  3. 江戸時代の歌舞伎役者の表情を真似た


📖 解説: 仕丁は庶民の象徴として、喜怒哀楽の感情を表現し、社会の多様性を表す役割を持ちます。
正解: 2


Q11. 雛壇の左右に飾られる「桜」と「橘」は何を模している?

  1. 京都御所の紫宸殿(ししんでん)の庭

  2. 伊勢神宮の正殿の前庭

  3. 平等院鳳凰堂の池


📖 解説: 天皇の宮殿「紫宸殿」の前庭にある「左近の桜・右近の橘」を再現しています。
正解: 1


Q12. ひし餅の三色(緑・白・赤)が象徴するものは?

  1. 緑=大地、白=雪、赤=桃の花・魔除け

  2. 緑=若草、白=雪、赤=太陽

  3. 緑=豊作、白=休息、赤=勤労


📖 解説: 春の移り変わりを表し、赤は厄除け、白は清浄、緑は健康長寿の意味があります。
正解: 1


Q13. 雛あられの関東と関西の違いは?

  1. 関東はポン菓子系、関西は炒り系

  2. 関東は透明、関西はカラフル

  3. 関東は辛口、関西は甘口


📖 解説: 関東ではうるち米のポン菓子で甘いもの、関西ではもち米を炒って醤油味や塩味のものが主流です。
正解: 1


Q14. 「白酒」と「甘酒」の大きな違いは?

  1. アルコール分の有無

  2. 色の違い

  3. 使用する米の品種の違い


📖 解説: 白酒にはアルコールが含まれますが、甘酒はノンアルコール(または微量のアルコール)で、子どもも飲める飲み物です。
正解: 1


Q15. 白酒が江戸時代に広まったきっかけとなったお店は?

  1. 豊島屋

  2. 三宅屋

  3. 亀屋


📖 解説: 神田鎌倉町の「豊島屋」が白酒の製造販売で有名になり、江戸庶民の間に広まりました。
正解: 1


Q16. 蛤の吸い物が雛祭りに欠かせない理由は?

  1. この季節が一番美味しい貝だから

  2. 貝殻が元のペアでしか合わないので、夫婦円満の象徴とされたから

  3. 昔は蛤が安価で手に入りやすかったから


📖 解説: 蛤の貝殻は対になったもの以外と合わないことから、「生涯の伴侶との絆」を象徴し、良縁を願う意味があります。
正解: 2


Q17. 「桃」が魔除けの力を持つとされた理由は?

  1. 日本神話でイザナギが桃の実を投げ、鬼を追い払った話があるから

  2. 桃の果実が陰陽を調和すると考えられたから

  3. 昔の桃は実が硬くて武器に使えたため


📖 解説: 『古事記』によると、イザナギが黄泉の国で鬼を退治するために桃の実を投げつけたとされ、邪気を払う力があると信じられました。
正解: 1


Q18. 雛人形を飾るベストなタイミングとされるのは?

  1. 立春を過ぎたら飾り、雛祭り当日に片付ける

  2. 雨水(うすい)の日から飾ると縁起が良い、終わったら早めに片付ける

  3. 雛祭りの1週間前から飾り、3月中に片付ける


📖 解説: 2月中旬の「雨水の日」に飾ると良縁に恵まれると言われています。片付けが遅れると「婚期が遅れる」との俗説もあります。
正解: 2


Q19. 「うれしいひなまつり」の歌詞で誤って伝わっている表現は?

  1. 「お花をあげましょ桃の花」

  2. 「お内裏様とお雛様 二人ならんですまし顔」

  3. 「五人ばやしの笛太鼓 今日はたのしいひなまつり」


📖 解説: 「お内裏様」は本来、男雛と女雛のペアを指すため、男雛だけを「お内裏様」と呼ぶのは本来の意味とは異なります。
正解: 2


Q20. 雛祭りの伝統を次世代に伝えるために最も大切なことは?

  1. できるだけ大きな雛壇を購入して自慢する

  2. 行事の意味や由来を子どもたちに語り継ぐ

  3. 高価な白酒や和菓子を大量に消費する


📖 解説: 雛祭りの本質は「子どもの健やかな成長を願うこと」。行事の由来や意味を伝えることが、伝統を継承する上で最も重要です。
正解: 2


ぜひクイズを楽しみながら、日本の年中行事に触れてみてくださいね!

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