「いつか」の先にチャンスはないから。〜今、ぼくが独立する理由〜
今の生き方に悩める、全ての人に届きますように。
はじめに
この度、ぼく『YAMATO』は株式会社ワンピースを退社し、個人事業主として独立します。
日頃からお世話になっている皆様に、その経緯や理由をきちんとお伝えすべく、筆を走らせました。
なぜ、今このタイミングで独立するのか。
時期に対する回答を、ぼくなりに綴りました。
「いつか、独立しようと思っています」
いつのまにか、ぼくは口癖のように「いつか」と言っていました。
「いつか、上京して、彼女と同棲生活を始めようと思います」
「いつか、YouTube チャンネルを立ち上げて、アニメ番組をつくろうと思います」
「いつか、自分の私塾を開きます」
ぼくには、まだまだ時間がある。
25歳の自分は心のどこかで、そう思っていた。
しかし、その考えを変える転機が、ぼくに訪れました。
母になった妹、伯父さんになった自分
2019年05月21日(火)ぼくは「伯父さん」になった。
愛すべき甥っ子が生まれ、彼の成長とそれを支える妹の努力を間近で見守る中で、ぼくは自分の人生に残された時間の短さを痛感しました。
具体的には「若くて、自由な身分でいられる『YAMATO』はもうすぐ死ぬ」ということでした。
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少し話は脱線しますが、ぼくには夢があります。
死ぬまでにやりたい100のこと(バケットリスト)の最後の項目は「ひ孫に看取ってもらう」という、ぼくの理想の死に方が掲げられています。
その死に方を実現しようと思うと、ある程度の逆算が成り立つ。
「人生100年時代」と叫ばれる昨今の状況から逆算して、自分が100歳でこの世を去ると仮定したとき、厚労省の『人口動態統計』(平成28年)によれば、第1子出生時の母の平均年齢は30.7歳とのことなので、順当に行けば、自分が100歳の頃には10歳のひ孫がいる可能性がある。*現在、婚約している彼女は同い年である。
つまるところ、ぼくは30歳になる頃(2024年)に第1子が生まれていると、理想の死に方を実現できる可能性が比較的高くなる。
注)当然、いくつもの要素が複雑に絡み合った上で実現できる死に方なので、上の式ほど簡単に算出できるものではありませんが、一つの仮説として持っておくことはとても重要だと考えています。
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「若くて、自由な身分でいられる『YAMATO』はもうすぐ死ぬ」と気づけたのは、新たな命の誕生とともに母親になった妹のおかげでした。
新生児はとにかく手がかかります。
夜泣きでろくな睡眠は取れず、度重なる授乳でおっぱいは痛み、変えたばかりのおむつはすぐに汚されてしまう。
初めての子育てに全力で励む妹を間近に見守り、子育てが如何に大変なのかを腹の底から実感しました。
「いつか、親になりたい」
漠然と掲げていた「いつか」が実現したとき、それは「自分の面倒さえ見ていればなんとかなる『YAMATO』が死ぬ」ということを意味していました。
ちなみに、これは子供が生まれることに限った現象ではありません。
当たり前のように、自分の両親も歳を重ねれば、身体も弱くなる。
今は健康な彼らも、やがては介護が必要になり、そのときは育ててくれた恩を返したい。
そう考えると、ぼくには時間がなかった。
守りに入らず、がむしゃらに攻めてもいい時間は残り僅かだったのです。
今なら、いくらでも取り返しがつく
ぼくは、何事も自ら体験したい願望があります。
人づての情報を鵜呑みにするのではなく、自らの足で現場へ出向き、自分の手で現物に触れ、己の目で現実を確かめたい。
「世間が水商売に対して後ろ指をさすのは、なぜだろう」とホストになってみたり、貧しいと言われる発展途上国は本当に不幸なのかを検証すべく、ケニアの田舎町を訪れてみたり。
世界中の幸せの形に触れたいという思いから、今でも二ヶ月に一回は海外を旅するよう心がけています。
それらと同じ文脈で、ぼくは「会社員」という生き方を体験してみたかった。
そして、幸いにも株式会社ワンピースという組織で、その機会を得ることができた。
次は「フリーランス」という生き方を体験してみたい。
好奇心に突き動かされた、ただそれだけのことです。
最後に
人生には幼年期、少年期、青年期、壮年期など、いくつかのライフステージがあります。
そのライフステージごとに、できること/できないこと、やりやすいこと/やりにくいこと、許可されていること/禁止されていることなど、行動の制約が異なります。
25歳の自分は十年後の自分と比べて、できることは少ないかもしれないけど、挑戦はしやすく、かつ未成年の頃のような法的な縛りはありません。
十年後の理想の自分から逆算したときに、今このタイミングで挑戦しておいた方がよいと判断したまでです。
フリーランスとして自由に動き回った後には、いつか、自分の家庭を築き、起業しようと考えています。
この度は、あえて「30歳を迎えた頃には」と宣言しておきましょう。
「いつか」の先にチャンスはないから。
追記
「いつか」の先にチャンスはない。
そう自分に言い聞かせたことで、冒頭で掲げていた、いくつかの「いつか」を着実に実現することができました。
「いつか、上京して、彼女と同棲生活を始めようと思います」
実際に、都内にて二人暮らしをスタートしました。
「いつか、YouTube チャンネルを立ち上げて、アニメ番組をつくろうと思います」
実際に、アニメ番組をゼロから作り上げ、YouTube にて公開しています。
「いつか、自分の私塾を開きます」
『フツウ』じゃなくてもいい世界をつくる、という使命をもとに、それぞれの個性を活かすことで最高の結果を得るための遊びを(企業や学校にて)考案しています。
期限を決めて、動き出す。
人生は、それの連続に過ぎないことを痛感します。
母になった妹が、教えてくれました。
最後に、尊敬する妹の YouTube チャンネルを紹介します。
日本の若いお母さんに向けて、妊婦の苦労や子育ての豆知識などを発信しております。
これからお母さんになる方の参考になれば、既にお母さんの皆さんには「あるある」と思えるコンテンツに仕上がっているはずです。
ちなみに、自分は可愛い甥っ子の成長を見守る手段として、視聴しています。(笑)
引き続き、今後とも何卒よろしくお願いします。
サポートいただき、誠にありがとうございます! こころ着火マンとして、これからも人々の心に火を灯せるよう邁進します。 『いつ死んでも後悔のない生き方を』 「普通」という呪縛が支配する母国・日本で奮闘する、七転び八起きの帰国子女の物語。 今後とも何卒よろしくお願いします!!