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二兎追う者は一兎も得ず、その本質とは。【Day20】

二日ほど更新が途絶えてしまい、申し訳ございません。

その言い訳を兼ねて、最近の気づきを共有したいと思います。


『二兎追う者は一兎も得ず』

このことわざ、皆さんもご存知でしょう。

故事ことわざ辞典によると「欲を出して同時に二つのことをうまくやろうとすると、結局はどちらも失敗することのたとえ」とのことです。


ただ、最近では「複業」などの文脈から『二兎追う者は一兎も得ず』をもじる形で『二兎追って二兎得る』なんて言葉も聞こえてきます。


ぼく自身の経験則では『二兎追って二兎得る』ことは可能です。


実際、大学時代はディベート部員として世界大会にて日本一に輝きつつ、同時期に応募したアカペラのコンテストでも全国大会への切符を手に入れております。


しかし、最近はどうも『二兎追って二兎得る』ことができていない。

まさに『二兎追う者は一兎も得ず』の状態にあります。


それは、なぜか。


それは「二兎を追っているように思いながら、実は十兎ほど追いかけてしまっているから」ではないでしょうか。


頭では二兎を追いかけているように考えながら、実際の行動では十兎を追いかけようとしている。

そのため、身体が頭に追いつかない。


二兎を追いかけた結果、一兎も得られない人。


その人は、実は二兎を追いかけていないのかもしれません。


先ほども申し上げた通り、ぼくが大学時代に『二兎追って二兎得る』ことができたのは「本当に」二兎しか追いかけていなかったから。


ディベートとアカペラ以外の活動は、やっているようでやっていない。


やっているふりをしていました。


そうすることで、脳の思考容量や行動できる時間をすべて、ディベートとアカペラに投資。

持ちうる能力を全フリした結果、どちらでも嬉しい結果を呼び込むことができたのです。


今のぼくはと言えば、抱えているすべてのことに全力投球してしまっている。


社内外の人材育成プログラムの構築、チームビルディング、英語塾の起業、ツイッター、オンラインサロン、コミュニティマネジメント、ブログ、YouTube、バンド活動、作詞作曲、お笑い、旅、恋愛。


結果、すべてが中途半端なのだ。


ぼくら人間には限界がある。


それは脳の限界であり、時間の限界です。


脳にはパソコン同様、容量があり、それを越えてしまうとパンクしてしまう。

もしくは過剰な休憩が必要になり、言わば「重いパソコン」のように動きが遅くなってしまう。


さらに、ぼくらは時間という有限な資本を、何に割り当てるか取捨選択しなければならない。


この有料マガジンもそうです。


ぼくは当初、自分の書きたいことをただただ書き続けて、共感してくれた人に投げ銭していただく形でコツコツ継続しようと考えていました。

ただ、少しばかり欲が出て、無料の部分もしっかり充実させようとすると、始めたときのような手軽さを失い、更新が途絶えてしまうという本末転倒っぷり。


ダサい。

ダサすぎる。


だから、「無料の部分を充実させつつ、有料の部分はさらに力を入れて書く」というスタンスはやめます。


気の赴くままに書いて、無料で集まるような読者層にも読まれていい範囲の内容であればタダで公開。

きちんと有料の壁を超えてくださるファンの方にのみ向けて、語りかけたいときは有料マガジン。

といった形で、継続して参ります。


以上、半時間で強制終了するマガジン、今日はここまで。


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