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CL福岡考察&カードゲームにおけるデッキ選択
どうもこんにちは。
先日CL福岡が開催されましたね。
優勝を飾ったのはオーダイルと大方の予想を裏切るデッキとなったのは記憶に新しいでしょう。
しかしベスト16のデッキやXのタイムラインを見てみると面白い環境構図が見えてきました。
今回はこの結果を分析しながら見えてきた環境とデッキ選択についてまとめていきたいと思います。
CL福岡直前の環境
まずはCL福岡開催前の環境について振り返ってみます。
tier1
ドラパルト タケルライコ
tier2
リザードン サーフゴー
tier3
ピッピオーガポン オーダイル ヤドキング Nゾロアーク サーナイト ミロカロス系統 etc…
バトルパートナーズの発売に伴いレギュレーション変更が行われた1月からの環境はオーダイル・ピッピオーガポンの台頭などありましたがドラパルトとタケルライコの2強環境は発売当初から維持されたままでした。
CLでもこの2デッキのどちらかが優勝するであろうという予想が多かったです。
しかしCL開催の1週間前ごろから環境を一気に変えるデッキがシティリーグで入賞します。
そしてこのデッキこそが今回のCLの台風の目とも言えるデッキです。
そのデッキの名はテラスタルバレット。
私がシティリーグ入賞段階で開発していたリストがこちらです。
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オーガポンみどりのめんといどのめんの2種のオーガポンを主軸にピッピを添えながら戦っていくデッキです。
最初はピッピオーガポンの派生系デッキのように認識されているだけでしたが徐々に入賞数を伸ばし強さが露呈していきます。
環境デッキとの相性を見てみると
対ドラパルト 有利〜微有利
対タケルライコ 微有利
対リザードン 有利〜微有利
対サーフゴー 5分
対オーダイル 5分
対Nゾロアーク 微有利〜5分
対サーナイト 有利〜微有利
対ミロカロス 微不利〜不利
ほぼすべてのデッキに5分〜有利となっておりまさに最強結論デッキと言えます。
しかしシティリーグの段階ではテンプレリストが定まっておらずピカチュウを採用した構築やオーガポンみどりのめんやヨルノズクの枚数などなど様々でした。
つまり今回のCLの勝負の分かれ目はこのデッキを研究しきれるかどうかというところになります。
CL本番の環境
ついに本番を迎えたCL福岡。
多種多様なデッキが活躍する中ついにあの選手が配信卓に現れます。
tord reklev選手です。
今回のCLはtord選手が参加するということでざわつきを見せていました。
そして使用デッキはテラスタルバレット。
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配信卓では対Nゾロアークとの一戦となり勝てばトナメ進出となる試合です。
お互い一歩も譲らない試合展開となり最終局面ではtord選手が相手のナンジャモをガチグマとエネルギーで見事に返し勝利。
配信も大きく盛り上がっていましたね。
tord選手がCLで使用し見事ベスト16に輝いた事で環境での地位を確立し今後のシティリーグでも大きく活躍することになるでしょう。
またベスト16には他にも2人tord選手以外にも使用者がいたことから大きく爪痕を残しました。
ですがもう一つ今回のCLで大きく結果を残したデッキがあります。
それがミロカロスリキキリンです。
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トーナメント進出者の4人がミロカロスリキキリンを使っていました。
今回のCLで母数の多かったであろうドラパルト、タケルライコ、テラスタルバレットに軒並み有利をつけるデッキタイプであり惜しくも優勝を逃したものの環境読みの中での最適解とも言えるデッキでした。
最後に優勝のオーダイルについてですがこれは優勝者のササキヒロム選手のオーダイルへの研究量が遥か上を行っていました。
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オーダイルというデッキは現環境において対応力とデッキパワーはどのデッキよりも優れているデッキです。
しかしデッキの特性上時間切れになる試合も多いうえプレイング難易度の高いデッキであるためCLまでに練度を高められるプレイヤーはいないだろうというような予想をされていました。
しかしササキ選手はミロカロスの採用だけでなくACESPECの選択がプレシャスキャリーであること、エヴォリューションの採用など長丁場を戦う上でのリストの工夫もしながら配信卓では完璧なプレイングで圧倒し見事優勝を飾りました。
プレイング難易度の高いデッキであるということはそれだけ体力も多く消耗するデッキとも言えます。
私はCLなど対戦数が多い大会ではプレイの上での負担が少なくデッキパワーと環境の刺さりでデッキを選ぶことを好むためオーダイルをCLで持ち込むことができる選手は本当に尊敬します。
CL福岡の結果を受けての環境の動き
最後にこれからの環境の動きについても考察していこうと思います。
まずはやはりテラスタルバレットが大きく勢力を伸ばすでしょう。
今の環境において明確に不利を取るデッキがミロカロスしかいないことからこれから間違いなく入賞数を増やすデッキになります。
ではミロカロスはというとCL前とあまり変わらない立ち位置になるのではないかと思います。
ミロカロスは対策されると脆いデッキでありますしその対策も簡単であるため今回の結果を受けて対策するプレイヤーが増えることは間違いないでしょう。
そしてCL前環境で猛威を振るっていたドラパルトとタケルライコですがテラスタルバレットの使用者が増えることから立ち位置を悪くすることが考えられます。
ドラパルトは雑多なデッキに強いため大きく落ちることはなさそうですがタケルライコは元々ドラパルトが微不利であるうえテラスタルバレットのシェア増加からtire2〜3あたりまで落ちる可能性も十分にありえます。
以上の考察を踏まえてシティリーグの環境を予想してみます。
tire1
テラスタルバレット
tire1.5
ドラパルト サーフゴー
tire2
オーダイルタケルライコ
tire3
Nゾロアーク ミロカロス リザードン ヤドキング サーナイト
テラスタルバレットを中心に環境が回る構図となりその後をドラパルトとサーフゴーが追いかける形になると思われます。
カードゲームにおけるデッキ選択
ここからはカードゲームにおけるデッキ選択について私の考えをまとめてみました。
CLやシティリーグなどの大会においてどのようなデッキを選択するかはとても重要です。
そのデッキ選択において大切だと思っていることは環境の刺さりとミラーが少ないことの2つです。
環境の刺さりが良いということは練度が高められていなくても勝ちやすく練習時間の効率を考えるととても効果的です。
そしてミラーが少ないという点は思っている以上に大切です。
基本的にミラーは先手後手のじゃんけんやしっかり回ったほうが勝つなどプレイで捲れる部分が少ないです。
少しでも自分の実力を反映させるためにミラーが起こりづらいデッキタイプを握ることを私はおすすめします。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回のCLはとても面白い試合ばかりでとても面白かったです。
これからの環境の動向が楽しみですね。
それでは。
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