<一日一愛があなたを幸せにする>
先日のある勉強会で、講師が数年前のボランティア体験の話をしてくれました。
講師の故郷が西日本豪雨で被害にあい、彼の実家に被害はなかったものの、故郷の人を思い、初めての災害ボランティアとして活動した時のお話でした。
様々な動機で被災地に集まった二千人ほどのボランティアは、その現地の悲惨さに言葉が出なかったといいます。そしてその現状をつぶさに見た時、ボランティア全員の心において何かが変わったというのです。
彼ら/彼女らは、目の前の大変な目にあった方たちのために何かをしてあげたいという一心だったのです。
なんとか被災地の人を助けたいという思いで一杯になったら、自分のことが吹き飛んでしまったそうです。
自分がどれくらい疲れているかとかも考えることもなく、ボランティアの人たちは、炎天下の中で時間も忘れ、後片付けを手伝ったのです。
作業が終わり、ボランティアの人たちが用意されたバスで帰る時が来ました。その時の被災者の方がたからの「ありがとう」の一言で、ボランティアの人たちは報われ、救われたのだと講師は言いました。
さらには、引き上げるバスの中で感じた、あの何とも言えない爽やかさは忘れることができないというのです。
おそらくボランティアの人たちは、その時に大いなる幸せを体験したのだと思います。
もちろん被災者からの感謝の言葉は嬉しかったのでしょうが、それよりも講師が強調したのは、人のために何かをやるということは、まさに自分のためでもあるということが身に染みてわかったというのです。
皆さんも似たような経験はありませんか。人の役に立ったと思えた時、もちろん感謝されれば嬉しいのですが、感謝などなくとも自分の心が嬉しくなる経験がある方もいらっしゃるのではと思います。
他の人が幸せになるように、そして社会がより良くなるように行動することが愛の行為です。一日一愛運動は、こうした愛の行為を一日に一度はやりましょうという運動です。
今回の講師の話は、愛の行為を行うことによって人は幸せになれるということを示しているのだと思います。
「情けは人の為ならず」とも言われますが、他人に対して情け、すなわち愛の行為を行えば、巡り巡って自分に良い報いが返ってくるということなのですね。
今回の講師の例は極端ではあるかもしれませんが、もっと日常のささいなこと、笑顔で挨拶したり、お年寄りの手助けをしたり、そしてゴミ拾いなどの行為でも同じだと思うのです。
あなたのやれることでいいのです。愛の行為を始めませんか。
愛の行為はより良い社会を作り、なによりもあなた自身を幸せにするのですよ。
本当にその通りなのです。私もゴミ拾いなどをやっていますが、やった後の爽快な気分もそうですし、続けていると、なぜかどんどん幸せになっていくのですね。
こういったことは頭では理解するよりも、あなた自身で実際に愛の行動をして実感するのが一番です。
ぜひ愛の行為に伴う幸せを自分で実感してみてください。
その講師はこのボランティア体験の後、この体験の意味をもっと深く考えたいということで、リベラルアーツを学び、さらにはマインドフルネスを実践するようになり豊かな人生になったと話を続けましたが、愛の行為をきっかけにして彼の人生が変わっていったというのです。
愛の行為こそは、あなたの人生を大きく幸せなものに変えていくかもしれませんよ。
ぜひ一日一愛運動に参加して愛の行為をトライしてみてください!
溢れる愛と感謝を込めて
※これはテラさんの5月広報コンテストで入選した作品です。
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★一日一愛運動
一日に一度は愛の行いをしましょう。みんなといっしょにあなたの優しい愛を形に表して社会を明るくしましょう。
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