在家の法 第54号
★「幸福の法則(在家の法)」第54号 <地球を救う4>
あなたの心の糧となるよう大和武史が在家の法をお送りします。
環境を汚すということはどういうことなのでしょうか。要は、地球の中に害となるようなものを廃棄するということですが、この害となるものも様々でPCBなどのような汚染物質であれば、人間が作りだした汚染物質ですね。これを使い物にならないから廃棄するわけですが、たとえばもう一度化学反応やプラントで処理をすれば無害化することも可能かも知れませんが、莫大な費用と時間がかかるために単に処理場へ処理しようと考えます。この処理方法は普通は土中へ埋設や海底へ投棄です。どこへ廃棄しても地球の中であることには変わりはないのですが、人間に被害が出なければ良いとされています。
ところが、土中の廃棄物が地下水へ染みだして地下水を汚染したり、または土壌そのものを汚染したり、海底だって何かの弾みで容器が壊れて汚染物質が漏れないとも限りません。そうなれば大変な海洋の汚染に繋がります。にも関わらず、これらの行為が正当として認められているのは人間の視点でしか考えられていないからです。環境のことを第一に考えられていれば、答えはまた違うはずなのです。これらの公害に限らず、一般家庭で排出する家庭排水にまで汚染の原因があります。石けんの利用は今や当たり前のことになりましたが、これが河川を汚染してヘドロを堆積させて、河川は魚の住めない環境になっています。
こうした現状を顧みて、今、私たちは変わらねばならないと思います。今までが間違っていたのです。自分たちの利害しか考えないで傍若無人に振る舞った結果が起きているのです。地球という環境にその結果が反映されて、その反作用が自分たちに返ってきているわけです。苦しいのは地球よりも人間なのです。自らが廃棄した毒物により環境が汚染されて、生態系へ蓄積されて、それが色々なところから人間を苦しめる原因になっています。魚類などには有害な物質が蓄積されていますし、それを食べる人間に健康被害も起きるでしょうし、煤煙などのCO2は温暖化を進めていますし、フロンガスはオゾン層を破壊しています。すべては最後には人間へ返ってくるのです。今、自らの間違いを認めなければ人類は破滅します。すぐに軌道修正しなければ…。
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