在家の法　第12号

★「幸福の法則（在家の法）」第１２号　 ＜間違った社会６＞

　皆さん、こんにちは。大和武史です。
　私たちは、もっと心というものに気遣う必要があります。自分の心を無いと思っている人はいないでしょう。誰でも自分に心がないとは思っていないと思います。しかし、その心自体はどこに存在しているのでしょうか。心臓ですか、脳ですか。いいえ、心は内蔵にはありません。心とは死んでも消えないものであるからです。心とは生命の核の部分であり、エネルギー体です。だから、内臓に心に相当する臓器はありません。

　心臓や脳に心があるならば、臓器移植をすると全く性格が変わるはずですね。本人ではなくなってしまいます。臓器移植をした瞬間に他人に変貌してしまうはずです。こんな事が可能ならば他人の臓器に自分の臓器を移植することで死なずに済むはずですね。不死の手術になりますが、こんな事はあり得ないのですね。臓器はただの肉体の一部であり、生命自体の本質である心とは別の次元のものです。いくら臓器を改造したところでエネルギー体である心を直接改良することはできませんから、意味がないのです。

　肉体という物質に心という中心部を持った生命エネルギーが合体して生物は生きているのです。そして、死とは肉体を失うことであって、生命エネルギー自体には変化はないのですね。だから、生きている間だけではなく、ずっと長い時間の視点で見たときに、変わらずに残るものは自分の心だけなんですね。他の物は一切がやがては消えていく幻のような物でしかありません。だったら、たった一つの自分の財産である心を大切にしましょうよ。

　心を最優先に考えるべきです。お金など一時の幻です。お金に目がくらんで、友人を裏切った人などが、何故間違っているのか、本当の意味で分かると思います。自分の心を裏切っているからですね。自分の心の中に裏切りという汚点を記しただけであって、その裏切りによって得た利益など、死んでしまえば一円も持っては行けません。全部置いていかねばならないのです。

　持って還れるのは自分の心だけです。素晴らしい心、大きな心、豊かな心とするように常日頃から認識して努力するべきです。今回の人生で私は色々なことを経験して、そしてこれだけ心を成長させましたと言えるような人生こそが最も大切な生き方であるわけですね。

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