【ママの所に来て良かったよ】
お母さん。
赤ちゃんが産まれてきた時、どんな気持ちでしたか?
「元気に産まれてきてくれてありがとう」
「愛してる」
「明るくのびのびスクスクと成長してほしい」
「あなたが生きていてくれるだけで嬉しいよ」
そんな気持ちだったのではないでしょうか。
そんなあなたの気持ちを感じて、赤ちゃんもきっとこう思ったはずです。
『ママ産んでくれてありがとう』
『ママの所に来られて嬉しいよ』
『これからママと一緒に生きていくのが楽しみだよ』
………………
〈1ヶ月検診〉
「私の赤ちゃんは他の赤ちゃんと比べてよく泣くわねえ」
『そうかなぁ』
〈6ヶ月検診〉
「あの赤ちゃんはもうあんなに大きいの?うちの子の成長は遅れていないかしら?」
『遅れてるのかな?』
〈1才検診〉
「あの赤ちゃんはもう歩いてる。うちの子はまだつかまり立ちが精一杯なのに」
『やっぱり遅いみたい』
〈幼稚園〉
「今度お泊まり保育があるのにまだオムツが取れない。心配だわ」
『みんなより遅くてごめんなさい』
〈小学校〉
「算数のテストで30点ですって。今からこんなことで将来大丈夫かしら?」
『勉強ができなくてごめんなさい』
〈中学校〉
「学校に行きたくないなんて、みんなは普通に行けてるのにどうしてあなたはちゃんと行ってくれないの?」
『学校にも普通に行けなくてごめんなさい。生まれてきてごめんなさい』
………………
初心よ、いずこへ⁉️
我が子と他の子を比べたり、世間一般の常識に捉われたり、あなたの経験からの思いなどによって、どんどん初心から離れてしまっていませんか?
生きていてくれるだけで嬉しかったのではないのですか?他の子と違うとそんなに不安ですか?
とはいえあなたの気持ちもわかります。あなた自身がそうやって育てられてきたのでしょう?お母さんからいろいろ心配されてきたのでしょう?ならばそうされる苦しさはわかりますよね。
同じ苦しみを自分の子どもに与えるのはやめましょう。比べたり、一般常識に縛られたり、あなたがされた事を繰り返すのは。
周りを見るのではなくあなたの子どもを見てあげてください。そして初心を思い出して、子どもが明るくのびのびスクスクと成長できるように考えてあげてください。
テストの点数が悪くてもいいじゃないですか。子どもは、いい点を取ってあなたを安心させるために生きているのではありませんよ。
学校に行きたくないのならそこには理由があるんです。あなたが味方になってあげなかったら、子どもが他に頼れる人がいますか?
ただ目の前の子どもを見て、あなたの愛で包んであげてください。この子が赤ちゃんだった頃のように。
そうやって愛を注いであげただけで歩けるようになったじゃないですか。オムツが取れたじゃないですか。子どもは着実に成長してきてくれたじゃないですか。
あなた自身はいつもテストでそんなにいい点を取っていたんですか?学校に行きたくないと思ったことはないんですか?いろいろなことがあっても、こうやってあなたはお母さんになっているじゃないですか。
子どもの将来を心配して不安になるのはもうやめましょう。あなたの不安が言葉や態度に表れて、子どもがのびのびできないことに気づきましょう。
あなたの笑顔で子どもを照らしてあげて、あなたの愛の水を注いであげれば、子どもは持って生まれた個性の芽を出しますよ。そしてあなたの愛を後ろ盾にして、自らの人生を切り拓いていきますよ。
心配ばかりされて育つ子と愛を注がれて育つ子と、どちらがのびのびスクスクと成長できるのかは言うまでもありませんよね。
どうか初心を思い出して、子どもを信じて、どんな時も子どもの味方になって、いつも子どもをあなたの愛で包んであげてください。
あなたの愛以上に子どもを成長させる栄養はありませんよ。そして子どもと一緒に、泣いたり笑ったり、時には悩んだりしながら人生を歩んでいってください。
「何があってもあなたの味方だからね」という気持ちを忘れないでください。
子どもの声が聞こえてきませんか?
『ママの所に来て良かったよ』
※これはおうえんたんさんの11月広報コンテストで入選した作品です。今回のテーマは「子どもたちを愛情で育む」です。
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★一日一愛運動
一日に一度は愛の行いをしましょう。みんなといっしょにあなたの優しい愛を形に表して社会を明るくしましょう。
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