100年企業を目指す。『寝具乾燥業』から『新たなソリューション業へ』|専務が考える仕事の流儀
専務まりこさんの祖父が創業した大和寝具ドライ。
祖父の意思を継ぎ、従業員と社長と目指す「100年企業」へのビジョン。
そんな「100年企業」へのビジョンについてお聞きしました。
聞き手:株式会社FanReC 濵田
-大和寝具ドライを100年続く会社にするために必要なことって?
「大和寝具なら何とかしてくれるわ」というお声をたくさん集めることでしょうか。
そういうブランドを作りたいと思っています。
当社とお取引をいただくお客様は、社員の皆様が宿泊する施設の衛生や居心地の良さを求められています。
第一歩が布団の乾燥であったとしても、寝室で虫が出たので「なんとかなる?」と相談をいただいたり、「新しい寝具に変えようと思うんだけど何がいいかな?」と相談をいただいたり。
もともとは寝具の乾燥を生業にしましたが、現在は寝具の提案や広く睡眠に関する様々なことをご相談いただくことが増えてきました。
「できません」とか「うちは布団の乾燥以外はやっていません」と言うのは簡単だと思うのですが、
とにかくまず持ち帰らせていただいて、何ができるかを考えるように徹底していますし、今後も同じスタンスでやっていこうと思っています。
-乾燥以外のことでもまずはできる方法を考えるスタンスを大切にしたい。
先ほどの虫の話もそうですが、今提供しているサービスにプラスアルファでできることはいっぱいあります。
結果的にものすごくお喜びいただいて、その反響が届いた結果、お客様の違う部署のご担当者様からもご連絡をいただいて導入が急増したり。
お客様のお困りごとに目を向けること、耳を傾けることが重要だと思っています。
一人一人のお客様と日々お会いして、変化をキャッチアップすること。
できる方法を一旦は考えてみるとのスタンスに立つこと。
この二つを徹底するからこそお客様から信頼をいただけるのではないかと思っていますし、結果的にその人にしかできない仕事につながっていくと思っています。
-大和寝具ドライの社員に求めていることとは?
私が体験したように、「仕事を作る機会は自分で作れる」ということを意識してもらって、自分にしかできない仕事ができるようになってほしいと思っています。
お客様から求められていることに向き合って、高いクオリティで提供することでも良いと思いますし、プラスアルファで何かを提供することでも良いです。
いずれにしても、社員がお客様のことを考えて提供した仕事は、その人にしかできない仕事ですので、そういった仕事を増やしていけるような取り組みをしていきたいと思っています。
布団の乾燥という仕事だけを見ると、どうしてもルーティンワークになってしまいがちになります。
見積書、請求書の作成など、一見すると単純作業であっても、ただ単にやるのと最終的な提供する状態や受け取る側のことを考えて作るものとは全然違うと思ってます。
これもまたその人にしかできない仕事や仕事のあり方に繋がっていくと思いますので、意識するだけで大きく変わってくることだと思っています。
-専務として大切にしていることとは?
以前、見積書を手書きで作っていた時のエピソードなのですが、見積書一枚でもお客様と会話ができ、信頼をいただけることがあると感じたことがありました。
2、3枚の見積書を作って行ってお客様に提案を差し上げたのですが、一枚一枚の見積書には金額もそうですが、提案をしている内容や意図があります。
一番高い金額のものでも、なぜそれを提案しているのか?なぜその金額なのか?を伝えるだけで、その一番高い提案内容をお選びいただいたり、「そこまで私たちのことを考えてくれているんだね!」とのお声をいただいたり。
また、個人的にですが見積書を発行するときに、手書きでお客様の名前を書く瞬間が好きで。(笑)
それが結果的にお客様にもそうですし、何より自分自身が働いていて楽しいなと思えると思うんです。
言われたからやった仕事でも、自分の仕事にできるし、そうして欲しいなと思っています。
仕事を作るのも、仕事を自分色に変えるのも、その人次第です。
そして「これは自分の仕事だ!」とみんなが言えることが理想で、どんな状況になっても生きていける人材になってほしいと思っています。
当社では現在人材の募集をしております。
少しでもご興味があればこちらよりご応募いただければと思います。
まずはカジュアルにお話しさせてください☆
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