GHS Stringsに一旦落ち着きました。
こんにちは、ギタリストのYamatoです。
前回はピック探しの旅の一時終了だったので今回は弦(エレキ用)もタイトルの通りGHS Stringsに落ち着いたので、導入の動機やら使った感想・同メーカーのシリーズ違い等について書いてみようと思います!
※ピック探しの旅記録はこちら
・導入に至る動機
ピックの種類が砂漠の砂レベルで有るように、弦というのもメーカーやシリーズを見るとこれまた星の数ほどございます。
そんな中で私は「①手触り②価格③耐久性④供給レベル⑤セットゲージの豊富さ」この5つを中心にあーだこーだ数年間彷徨っていました。
今回の事の発端は2年ほど前に7弦ギターを本格導入し、その時にひとまず7弦も扱っているメーカーでいくつか弾き比べをし、日本のみならず世界的にもシェアの高いメーカーのめちゃくちゃ知名度の高いシリーズに落ち着きました。
その後しばらくはその弦をメインに使っていたのですが、この半年~1年くらいで1弦が頻繁に切れてしまい、ひどい時は夜張り替えて夜通しギターを弾いてたら日が昇るころに1弦が召されるという事もちらほら…
そして毎度切れる場所は「ボールエンドに巻き付いている部分」
こんな感じで、ボールエンド周辺が切れる事が多かったです。
もう最終期になってくるとチューニングのずれ方とか、弦のテンション感で「あ、こいつはあと少し引っ張れば手で切れるな?(ブチィ!!)」という欲しくもないスキルが身につきました…
さすがに24時間以内に切れる現象が多発していたので、最初は私の使っているギターであるstrandbergの独自構造バレル式ブリッジ兼チューナー(ペグ)が原因か?とも思いましたが、同じシリーズの弦を使っている周りのギタリストもよく切れるイメージを持っていました。
※この辺りは世界的に知名度のある弦なので、情報の共有が早いし情報量も多いので助かりましたw
ちなみに知名度の高いメーカーの弦で、私の使っていた弦は09-46・6弦レギュラー、09-54・7弦レギュラーが好みで使っていましたが、同じ弦でも1弦010だと一応太くなった分耐久力も上がりました。
しかし「そうじゃない、テンションとかの影響で手触りが違うんや…」という事で1弦09のセットは譲れず、お気に入り弦を探す旅が始まりました。
・暫定メインになった理由
前項でも書きましたが私が弦を選ぶときは①~⑤を重視しており、他のレビュアーの方々が重要視している音質面は「こだわってないわけじゃないんだけど、他の機材やセッティングである程度フォローできる」と感じているので、新品張りたてなのに死んだようなトーンじゃない限りOKです。
なので各項目ですべての好みに当てはまるのがGHS StringsのBoomersシリーズという着地点でした。
有識者の方でしたら「いやいや!E社とかD社の方がよっぽどメジャーだろ!」と突っ込みをいただきそうですが「その二大巨頭の1弦がよくk…(一応自重)」という事なんですよ。
その二大巨頭も各社がハイエンドモデルとして流通している弦は過去に使ったこともあり、耐久性もよく音も好きだったんですが値段がハイエンドなんですよね…
常日頃ライブやレコーディングに追われている…そんな売れっ子ギタリストとかならまだありですけど、定期的に交換がいる消耗品ですので②番の判定により予選敗退となりました。
・GHS Strings
今回導入したBoomersシリーズですが一番最初に使ったのがZakk Wyldeモデルのセットだったと思います、古い記憶が正しければそれもBoomersシリーズだったと思います。
それともう一つ使ったことのあるシリーズは、Coated BoomersシリーズというBoomersにコーティングが施されているシリーズ。
他にも芯線の材質やサイズが違ったり、独自加工で磁気を帯びている(これは少し気になる)シリーズだったり、液体窒素処理をした(クライオ処理的な?)シリーズもあるのですが、Boomers以外は7弦の設定が無かったり、6弦でも太いゲージはあまりないようです。
ちなみに日本の代理店はモリダイラ楽器で、どこのメーカーを取り扱っているのか分かっていなかったのですが、それなりの数のメジャーメーカーを取り扱っていました。
あと、GHS Strings使用アーティストに2020年現在ギター系YouTubeのトップであろうOla Englund氏も載っていてちょっとテンション上がりましたw
余談はこの辺にしておいて、現在使っているBoomersと使ったことのあるCoated Boomersについて各シリーズを超個人的な感想を書いてみます。
・Boomers®/非コーティング(メーカーフラグシップ)
まずサクッと重視していたポイントから
①ほどほどにザラついた手触り。
②大体この辺りがよくある一般的なモデルの価格(通販ならちょっと安い)。
③何セットか使ったけど今の所天寿を全うしてから交換してます。
④ライブハウスとかリハスタでの販売は見たことないけど、楽器店なら店頭で普通に取り扱っているレベル。
⑤めちゃくちゃ多い(7弦はもちろん8弦も結構なゲージセットがあるのは最先端)。
という事で、供給レベル(市場シェア率的な?)はやや低いですが、私は基本ネットショップを駆使していくつかストックをしてますし、レッスン先のスクール最寄りにある楽器屋さんにこっそり店頭在庫として取り扱ってもらったりして、完全なる自宅ストック切れが起きないような環境なので特に不便はないかな?と。
あと①ももう少しザラついた手触りだったら音的にもより好みだったんだろうなーという感じですが、値段を考えれば超優等生です。
それといい方向でぶっ飛んでるな~と感じたのが「6セットで5セット分の価格です」と公式投げ売りが行われているあたり、とてもユーザーフレンドリーだと思いました。
なお私の使っている09-46セットのお得な6セット販売は公式では取り扱っていないですが、ネットだと公式より1セット当たりの価格が安くて心配になる価格で販売されています。
ちなみに1セットの商品画像と3セットの商品画像が違いますが、多分ここ最近マイナーチェンジされてんだと思いますが、代理店HPだと3セットの黒っぽいパッケージのままですが、本国HPは1セットの赤っぽいパッケージなのでそちらが現行品かな?と。
※また余談ですが、Zakk Wyldeモデルも現行とは違いますが確か赤っぽいパッケージの時代でした。
・Coated Boomers®/コーティング
こちらも各種ポイントから
①コーティング特有のつるつる感多め(むしろヌルヌル感?)。
②コーティング弦としては安いけどちょっと高い。
③何度か使ったことあり、演奏中などに切れることはなかったですがプレーン弦の音質変化が割と早いと感じました。
④御茶ノ水の楽器屋でしか実店舗では見たことないかも?ってくらいまぁまぁレアい。
⑤Boomersにコーティング処理したモデルのはずなのに7弦用が無いし、6弦用も極端に減ってる。
コーティング弦に関しては皆さんご存じのE社がぶっちぎりだと思うんですよ(シェア的にもクオリティ的にも)。
なので他社のコーティング弦より安いですが、それならあと数百円出してそっち買った方が、総合的に見てお得感というか満足度の高い結果になると思います???
個人的にはコーティング弦の手触りが苦手なんで、それこそE社のOシリーズくらいの手触りや性能で、この価格(通販価格で1000円切るか切らないか)なら導入を検討するかも?くらいのものですね。
※E社もゲージの種類が少ないんですよ…
あと③の音質変化ですが、切れはしなかったもののプレーン弦が割と早くへたってポペポペ感(謎擬音ですいません…)が出てきてロックとかメタルにはうーんな感じですし、手触りもなんか「ちょっと細くてちょっと硬くなったナイロン弦」みたいな手触りというかテンション感になってチョーキングとかビブラートの時になんか【いずい】感じがしました。
※いずい、とは北海道弁ですが、標準語に変換するとちょうどいい言葉が無いのでお近くの道産子に聞いてみて下さい。
・ざっくりまとめ
今回はちょっとネガティブな情報もあったので、比較対象メーカーは気持ち程度濁しました…w
レギュラーチューニングしか使わない!というギタリストだったら、ゲージ問題も無くもっと試せるんですが、候補に挙がったメーカーの弦てあまりシェアが無いというか欲しいゲージが店頭になかったり、二大巨頭と比べると供給レベルが著しく低かったり(売れにくいという事は廃版のリスクもその内あり得ますし)、と正直消去法でGHSに行き着いた感はあります…w
しかしGHS Strings Boomersの耐久性について個人的に「ヤバない?」と思ったのが、7弦09-58セットで全弦半音上げチューニング(6弦ギターの2音下げ+Hi-F弦の音域)にして、チョーキングしても切れるどころか切れそうな雰囲気も無かったので、その耐久性が暫定トップになる一番の要因だと思います。
音に関しては言い方は悪いですが何の変哲もないエレキギター弦なんで、皆さんのお好みに合わせたセッティングにも持っていきやすいのでは?と思います。
なので皆さんも決して終わることのない旅になるかとは思いますが、私の公開した情報を参考にあ-だこーだ色々と試していただいたり、各々様々なアイテムについて情報共有が出来ていければ、全ギタリストにとって優しい世界が出来上がるのではと考えております!
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2020年10月現在、私はオンラインがメインですが個人レッスンを行っており、2020年中には対面レッスンを開始するために計画を進めております。
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それと「こいつのレッスンだと不安だな…」とお考えの方は、小林信一さんが運営しているONLINE MUSIC DOJO内で、私も所属している全国ONLINE GUITAR LESSONには様々な先生がいらっしゃるので、気になる先生を探してみるのも良いかと思います。
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