Music Works/Fret Defender(調湿機能付きフレットガード)ってあると安心/便利よ。ってお話
こんにちは、ギタリストのYamatoです。
前回のアイテム紹介系記事は弦という事で、そこそこギタリストの興味/関心の高いアイテムだったのですが、今回は高級ギターをお使いであったり、ある程度こだわりのある方だったらお使いであろうフレットガードをご紹介したいと思います!
※前回の記事はこちら
・フレットガードとは
呼んで字の如くフレットを守るためのアイテムですが、主に持ち運びの際ケースに入れて弦とフレットの間に挟む事にで余計な磨耗を防いでくれたり、大事に取り扱ってるはずなのに誤って倒した際にフレットが凹んだり削れたりするリスクを軽減したり、ある意味保険的なアイテムです。
もちろん「愛着のある楽器をそんな乱雑に扱わない!」という方がほとんどだと思いますが、移動の際自分は気をつけているんだけど、街中の雑踏や電車の乗車率等の関係で周りの人とぶつかったり、スタジオ前にコンビニに寄って飲み物等を買う時カウンターに立て掛けたら滑って倒れたり…
など持ち運びをするとどうしてもリスクというのは出てきます。
また「それが嫌だから移動の際は絶対にハードケースです!」という方でも、移動時内部でズレたりしないように、ベルトや蓋でネックをしっかりと固定される仕様になっていると思いますが、大体の原理が「弦側から力を加えてしっかりとホールドする」固定方式なので、弦がフレットに当たった状態での移動となります。
そこら辺まで気にしてしまうと過保護すぎてギターを弾くことも躊躇してしまいそうですが()、フレット関係のリペア(修理・交換)はしっかりとした工房にお願いすると、少なくとも4〜5万円はかかります。
40万円とか100万円を超えるような高級ギターだったら「数万円で綺麗になるなら安い」と感じますが「10万円前後」や「中古で3万円で買いました」など我々一般庶民の金銭感覚からいくと「下手したらリペア代の方が高くつくなら買い換えた方が…?」となかなか工房に依頼するのも躊躇ってしまう値段です。
勿論工房にいらっしゃるリペアマン(職人さん)の腕前と金額を比較したら、お値段以上である事も理解しておりますが、気軽にお願いできるような金額でもないと思います(個人的には所有ギター数が多いのも難点の一つ)。
もちろん「推しのリペアマンに貢ぐんだ!」という方は、楽器業界の経済を回す事にもつながるので、ガッツリ課金してください!
しかしギター本体の支払いでヒイヒイ言っているギタリストが多いと思いますので、要修理の状態になるリスクを減らすことのできるアイテムがフレットガード(Fret Defender/フレットディフェンダーは商品名)です。
・Music Works/Fret Defender FD-2(ギター用)
前置きが長くなってしまいましたが、そんな数万円の修理代のリスクを軽減するための保険が約1000円で買えます。
マジックテープが付いてる方(商品画像右側)がブリッジ側で、付いていない方(商品画像左側)がナット側となっており、ナット側をピッタリはめてやると、大体フロントPUの辺りにマジックテープが来るサイズ感です。
※こちらは一般的な6弦ギター用で7弦以上のいわゆる多弦ギターだと幅が足りないのでご注意ください!
このマジックテープにより、移動中の振動や擦れたりしてもずり落ちることは無いです。
よくあるフレットガードに調湿機能が付いているのが特徴なんですが、その効果に関しては絶対的な実感はないですが、私が講師を勤めているスクールに常設しているギターに使ったところ「付けて無い時より弦の寿命(サビ等手触り的な感覚)が伸びたかもしれない…???」位の体感です。
そのスクール常設ギターは、使い終わった後に弦やネックの拭き上げはせず、レッスンが終わって片づける一連の流れでFret Defenderを挟んでケースにしまうだけです。
この事から少しは手汗や空気中の湿度から弦(やフレットも)守っている感じは少なからずありますが、使用後に拭き上げをしてからFret Defenderを挟むと、より弦もフレットもネックなんかも良い状態が保たれると思います。
ちなみに調湿機能との事で、湿度が高い時(湿った空気の時期)は水分を吸って、湿度の低い時(乾燥した空気の時期)は吸い込んだ水分により保湿が出来るらしいのですが、冬場に新品を買って付けだ場合どうなるんでしょうかね???
それに加えて消臭効果もあるらしいのですが、もし毎回匂いを嗅いでも違いが分かるかどうか微妙なラインですし、恐らくは「季節の変わり目をまたぐ長期間(特に梅雨時期)にケースにしまっていたギターを久しぶりに取り出した時に感じる『ムワ』っとした匂いというか空気を、余分な湿度・水分を吸収し、ケースを開けた時に感覚的に多少改善されるのかな?」という個人的な考察です。
この場合ソフトケースはポリ素材の特性で、多少風通しが良いので分かりにくいかもしれませんが、ハードケースで春先から夏場に保管していた場合には効果が高いと思います。
※話は脱線しますがオークション等の個人売買でハードケース付きのギターかったらたまに「多分この人の家の匂そのまま運んできたな?」というギターありませんか?w
私もそうですが、普段生活しているお家の臭いって自分だと無臭ですが、他の人からしたら何かしらの臭いが付いている可能性が高いので、出品・出荷前には一度陰干しをすることをお勧めします!
・Music Works/Fret Defender FD-3&FD-4(ベース用)
こちらは多弦ベース(主に6弦以上?)用のFret Defender FD-4です。
なぜか私ギタリスト/ギター講師をやっているのに6弦ベースを所有してまして、現在そのベースに使っています。
当初の目的としては「7弦以上の多弦ギター用のが無いから、とりあえずデカいの買ってみるべ!」という事で購入いたしました。
現在メーカー推奨の使い方をしているのでお分かりかと思いますが、手持ちの7弦&8弦ギターには長さ・幅ともに大きすぎました…(そりゃそうですよねw)
なので今度はベース用(もしかしたら5弦ベースもイケる?)サイズのFret Defenderを多弦ギターに使えるか買って試してみます!
こちらのFD-3(車好きはちょっと反応しそうな型番ですねw)も長さはFD-4と変わらないのですが、幅は見た感じちょうど良さそうなので、最悪ブリッジ側にはみ出ている分をカットしてあげれば使えそうかな?という甘い算段です。
また、カットして使う場合ズレて抜け落ちる可能性も高まりますが、私の場合弦高をかなり低く設定しているので、故意に激しく揺らさない限り移動中も問題ないのでは?とこちらも甘い算段です。
※もしこの記事を参考にカットして、商品の機能が発揮できなくても責任は負いかねますので悪しからず!w
・その他使ったことのある類似品
シンプルにフレットガードの機能しかないので、値段もだいぶお手頃ですので、保険として買っても損はないかと思います(工房の職人さんの収入は減ってしまいますが…)。
サイズもいろいろなサイズがあるので、多弦ギター・ベース・多弦ベースもカバーできそうですし、プラ素材なので大きめのを買って手持ちの竿に良い感じに加工もしやすいかと思います!
・ざっくりまとめ
今回はどちらかというとニッチなアイテムですが、このアイテムが有るか無いかで、お気に入りのギターやベースの寿命(フレット・指板等)を左右するといっても過言ではないアイテムでした。
最近だとコロナの影響で街中や電車内の密集率が下がっていたり、そもそも外にギターを持ち出す機会も減っているとは思いますが、どんなに気を使っていても、倒れる時は倒れるしぶつかる時はぶつかります。
※私は自宅でギターを倒してフレット凹みました…(自業自得w)
湯水のごとく資産が湧き出ている方ならすぐに卓越した能力をお持ちのリペアマンに依頼するのでしょうが、そんな方はほんの一握りだと思いますし、もし経済的に余裕が無い状況でライブ・レコーディングが決まっているのに、要修理の状態になってしまったらフレットが凹む以上に恐ろしい事態になるので、ぜひプロ・アマ問わず年会費1000円(Fret Defenderの調湿機能が大体1年らしいです)の保険に加入するつもりで導入することをお勧めいたします!
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2020年10月現在、私はオンラインがメインですが個人レッスンを行っており、2020年中には対面レッスンを開始するために計画を進めております。
もしよろしければ一度ご相談だけでもいただければ幸いです。
実施しているレッスンの詳細はこちらをご参照ください。
それと「こいつのレッスンだと不安だな…」とお考えの方は、小林信一さんが運営しているONLINE MUSIC DOJO内で、私も所属している全国ONLINE GUITAR LESSONには様々な先生がいらっしゃるので、気になる先生を探してみるのも良いかと思います。
2020年10月から、Twitterにてフレーズリレーという企画が開催されたので、「#MusicDOJO #ギター講師リレー #StayGuitarHome 」で検索していただけると各先生の特色が分かるかと思いますので、ぜひ一度検索してみて下さい!
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