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ギタリスト1年目の教科書〜ピッキング(ストローク)の練習方法〜

こんにちは、ギタリストのYamatoです。
月2回の更新ペースでギタリスト1年生が1年後にはある程度曲を弾けるようになるよう、練習方法を記事にしております。

大前提として毎日コツコツ練習を続けていただいたほうが上達も良いので、記事と記事の間が大体2週間スパンでの公開となっています。
※執筆作業もコツコツ行っておりますよ!

今回はピッキング(ストローク)の練習なので、コードは比較的単純なパワーコードを使っていきたいと思いますので、「コードが難しすぎだし諦めようかな…?」とお考えの方は、ぜひ思いとどまってこちらの記事を参考にしていただければ幸いです!

※パワーコードとは
メジャーコードもしくはマイナーコードの第3音を省略し、それにより音の濁りが少なくなるため純粋かつ力強い音を醸し出す事が出来る。また、オクターブを加える場合もある。通常はヴォイシングの一種であるため、譜面上では表記されることはほとんどないが極まれに使う事があり、その場合は例えばルートがCであるとすると、C5と表記する。
(wikipediaより引用)

wikipediaはちょっとめんどくさい言い回しですが、簡単に言うと「2か所または3か所しか押さえる所がないコード」そして「同じコードフォームでポジションを変えるだけでコードチェンジが出来るコード」です。

ちなみにパワーコードでも前回・前々回の内容を踏まえて練習すると、より効果的だと思いますので、そちらも併せて練習に取り組んでみて下さい!

※前回の記事はこちら。

・EX-1

無題

この譜面に()で囲まれているポジションがありますが、そちらのポジションは押さえても押さえなくても問題ないので、まずは()のポジションを抜いた2本弦で練習してみましょう。

また、最初は指定されたピッキング方向でピッキングを行うのが非常に難しいと思いますが、しっかりオルタネイトピッキングが出来るように練習してみましょう!

1~3小節目&5~7小節目のピッキングを文字であらわすと
【1・2・3・4・】
【ピッコッコッコッ】
【ダーダッッダーダ】
【Π(V)・ΠV・ΠV・(Π)V】
4小節目のピッキングを文字であらわすと
【1・2・3・4・】
【ピッコッコッコッ】
【ダーダッッダダダ】
【Π(V)・ΠV・ΠV・ΠV】
8小節目のピッキングを文字であらわすと
【1・2・3・4・】
【ピッコッコッコッ】
【ダーダッッダダー】
【Π(V)・ΠV・ΠV・Π(V)】

このフレーズのコツは『空ピッキングをしっかり行う事』です。
まずはゆっくりから、弾くタイミングに合わせて「ダーダッッダーダ」の様に声を出して弾いてみましょう!
※オルタネイトピッキング&空ピッキングの説明は以前の記事に解説があります。

・EX-2

無題2

ぱっと見EX-1と変化が無いように見えますが、EX-1ではブラッシングの回数が2回でしたが4回のブラッシングになっています。
それとEX-1ではアップピッキングで弾いていた3拍目裏と4拍目裏がダウンピッキングに変わっています。

基本となるテンポはどちらもBPM136ですが、ブラッシングの音価(音符の長さ・音を鳴らしている時間)がEX-1は8分音符EX-2は16分音符となっており、より素早いピッキング(素早い動作)が求められます。

1~3小節目&5~7小節目のピッキングを文字であらわすと
【1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 】
【ピ ッ コ ッ コ ッ コ ッ 】
【ダーーーダーツクツクダーーーダー】
【Π(VΠV)・Π(V)ΠV・ΠVΠ(V)・(ΠV)Π(V)】
4小節目のピッキングを文字であらわすと
【1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 】
【ピ ッ コ ッ コ ッ コ ッ 】
【ダーーーダーツクツクダーダーダー】
【Π(VΠV)・Π(V)ΠV・ΠVΠ(V)・Π(V)Π(V)】
8小節目のピッキングを文字であらわすと
【1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 】
【ピ ッ コ ッ コ ッ コ ッ 】
【ダーーーダーツクツクダーダーーー】
【Π(VΠV)・Π(V)ΠV・ΠVΠ(V)・Π(VΠV)】

コツとしては『16分音符以外の所も16分音符で弾いているつもりで空ピッキングを行う事(メトロノームが1回なっている間に4回動かす≪↓↑↓↑≫)』です。
こちらは中々速いフレーズなので、EX-1で空ピッキングをしっかりとマスターしてから挑戦してみて下さい!

・最後に

コードチェンジの練習記事でも書いていたのですが「最初はできなくて当たり前、まずは出来る速度から徐々に速度を上げていく」という事を念頭に置いて練習してみて下さい。

特に今回のEX-2なんかはいきなり速く弾こうとするとちぐはぐなオルタネイトピッキングになってしまい、リズムがあやふやな演奏になってしまいます。
ゆっくりのテンポからしっかり弦をとらえるピッキングと、空ピッキングがしっかり出来ているかを確認しながら、少しずつ速度を上げるようにしてみて下さい!

また、パワーコードで曲を弾けるように練習すると、左手の押し弦力(握力的な)も少しずつ鍛えれるので、ある程度続けていけばFコードの様なたくさんの弦を押さえるコードも初日にトライした時よりも押さえやすくなっているはずなので、ぜひコツコツと練習していただければと思います!

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