マスクすれば病院を分けなくていいのだ
第7波が収まると医療体制をどうするかの議論は、第5波や第6波が収まった時と同様にされなくなった。メディアもすっかり忘れている。第8波になったら、また何故収まった時に議論しなかったのかと文句を言うのだろう。救急搬送がままならない脆弱な日本の医療体制を放置できない。第5波の時に学習して備えていれば、自宅で亡くなる人は軽減されているはずである。
熱が出ても直ぐに医者に行けないなんて信じられない。安心して暮らせることを保障するのが政府の役割ではないか。第6波から弱毒化しているから、マスクをしていれば家族以外は濃厚接触者にはならない。何故病院は分ける必要があるのだろうか。マスクをして病院窓口も入院ベッドも分けなければ医療体制は逼迫しなかったはずだ。治療薬がないからの言い訳は片腹痛い。
今でも開業医で手に余れば大病院へ紹介状を書く。ほとんどの人が解熱剤などの対処療法で済ますなら開業医でもできるはずだ。専門的治療が必要な人だけを治療できる病院へつなげばいい。全数把握や陽性と陰性証明書の発行を何故全医療機関で対応する体制にできないのだろうか。高熱が出ている人に自らネットへアクセス、自ら検査、自ら登録させるなんて理解できない。
もう一度言う。熱が出ても直ぐ医者にかかれないのは不安でしかない。早く異常な医療体制を解消すべきだ。第7波で学習しての発熱外来の負荷を患者へ移す対策なんてこの国の医療はどうなっているのか。専用ベッドを用意することによる補助金目当てとしか思えない。政府が判断して止めて欲しいが医師会の言いなりなので無理だ。税金の無駄遣いだと声を上げるしかない。