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『このジョルノ・ジョバァーナには正しいと信じる夢がある』

ジョジョ5部のアニメを全話見た。面白かった。

GE(ゴールドエクスペリエンス)の能力が大きく変わったり、ブチャラティやジョルノの特技設定がいまいち生かされてなかったり、フーゴのような活躍の場が著しく少ないメインキャラがいたり…といった理由で、「黄金の風」は今まであまり思い入れのない作品だった。ちなみに好きな部は今までは3部・4部>7部>5部>1部・2部・6部という感じ。

しかし、アニメ版を最終話までみて認識を改めた。何かとツッコミどころの多いシリーズではあるものの、4部までとは違った価値観をもつキャラクターたちはとても魅力的で、各話のバトルや物語の展開も面白い。

特に強烈に思ったのは、主人公ジョルノの際立ったキャラクター性。元々サスペンス色の強いジョジョシリーズの中でも、1,2を争う頭のキレと知識量が印象に残った。承太郎のような安心感やジョセフのような狡猾さとは違った、探偵的な要素がジョルノにはあると感じた。

自分の目標と仲間の安全のために誰よりも注意深く周囲を観察し、何か違和感を見つけたり機転をきかせてピンチを脱出するきっかけはジョルノであることが多い。時にはイタリアン・ギャングという世界で、日本の常識とはかけ離れた残酷さを見せることもある。GEのスタンド能力の応用性も、ジョルノ自身の臨機応変さや頭の良さに起因する部分があることに気づくと、スタンドの変化にもあまり気にならなくなった。

アニメより漫画派なので、久しぶりに最終話まで見切ったアニメ。ゲンザクを読んだのが数年前だったこともあり、新鮮な気持ちで作品を見れた。現在同じく漫画の記憶がほとんどない「ストーンオーシャン」をNetflixで視聴中。ケンゾーをようやく倒したぜ。

5部ではGEとセックス・ピストルズ、6部ではダイバーダウンが推しスタンドです。

6部も見終わったら感想書こ。
アリーヴェ・デルチ!

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