見出し画像

【体験談】3人出産して思うこと〜普通分娩か無痛分娩か選ぶなら〜

私は現在5歳長男3歳長女1歳次男の子育てをしています。長男を出産した頃から仕事を離れ専業主婦になりましたが、地域の子育てに関わる活動に参加し色々な人との繋がりを楽しみながら日々過ごしています。

私の出産は1人目2人目無痛分娩、3人目は普通分娩でした。「上のお子さんは無痛なのに3人目は普通で産むの?」と聞かれることが多かったのですがこれには事情がありました。
私は今高知県に住んでいます。なんと高知県には無痛分娩を行なっている産婦人科がありません。
全国でも岩手県、新潟県、高知県の3県だけだそうです。1人目2人目は地元埼玉県で出産しました。3人目は上の子が幼稚園に通っていることもあり里帰りはせず高知県で出産することにしました。ここで私が思う無痛分娩と普通分娩の感想を書こうと思います。

無痛分娩(1人目)
【理由】2人子供がほしかったので痛すぎて無理!と思いたくなかったから
【感想】いざ出産!となるまでは結局痛かった

37週に入ってすぐに破水してしまったのでバルーンと促進剤を導入したのですが子宮口がなかなか開かず…(子宮口が5cm開くまでは麻酔を入れない産院でした)破水した日と次の日は産まれず、翌日の朝方から歩けないくらい痛くなり子宮口が8cmになっているのを確認して麻酔を入れてもらいました。そこからはスムーズに産まれましたが、破水してから丸2日は経っているのでものすごく疲れたお産となりました。

無痛分娩(2人目)
【理由】まだ上の子が入園していなかったので里帰りができた
【感想】胎盤癒着で助産師さんがお腹に乗ったが全然痛くなかった

計画出産にしていたので促進剤スタートでしたがなかなかお産が進まず。先生が人工破水をした瞬間一気に子宮口が開きMAXの痛みに。麻酔が少し遅れましたが産むときには痛くなく、会陰切開や胎盤癒着の処置も苦しまずに受けられました。ただ少し麻酔量が多かったようで目眩がしてきてしまったので点滴を打つことになりました。
お産自体が短かった為ダメージが少なく筋肉痛になることもありませんでした。

普通分娩(3人目)
【理由】高知県に無痛分娩の産院がなかったから
【感想】思っていた以上に痛かったが産まれるという感覚がすごくわかった

「3人目は早いから15分間隔になったら連絡を」と言われていたので陣痛が来たらすぐに病院に行きました。元々痛みに強いタイプなのでいよいよ出産になり分娩台に上がるまでは声も出さずに耐えられていたのですが、最後の踏ん張りの時は声を上げてしまう程の痛みでした。破水して赤ちゃんの頭が出て肩が引っかかってバタバタしているのもわかり、私だけではなく赤ちゃんも産まれる為に頑張っていることがわかる貴重な体験になりました。

3人出産して思うこと
普通分娩か無痛分娩か選べるとしたら、私は無痛分娩を選びます。やはり子宮口全開からの出産は本当に痛くて、痛みがないことによって身体の負担が軽減され産後すぐから始まる赤ちゃんのお世話も取り組みやすくなるのではないかと思いました。
東京都では無痛分娩費用が2025年10月より助成されます。東京都は無痛分娩を行なっている産院数が全国トップなのでプラスで費用がかかる無痛分娩に助成がされるのはすごく有難いと思います。
高知県では残念ながら普通分娩しか選べず、さらに産科も減ってきているので産める病院も限られてしまっているのが現状です。妊婦さんが自分に合ったお産を選べるというのが安心して出産できる第一歩なのではないかと考えています。

最後に
3人目の出産から1年が経ち改めて出産について振り返ってみましたが、何年経っても鮮明に覚えているものでした。それくらい私の人生において素晴らしい出来事だったのだと思いました。
今回【選ぶ】ということをテーマにしてみましたが、これから妊娠出産に携わる方へ少しでも私の体験が伝わればよいなと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

#選ぶ #出産#普通分娩#無痛分娩#高知県

いいなと思ったら応援しよう!