RICゼミ第5回を受けてみた
2020年10月11日日曜日。
今回は、「トレーナーとの対話で深まる自己認識」。
まずゼミの前に、トレーナーと臨床心理士の方と3人で対話の時間をもった。何を話してもいいですよと言われ、(なんでもいい?ってなに話したらいいんだろう、話せるのかな?)と思った1分後にはどんどん自分から話をしていた。
なにも決めていなかったけど、出てきたのは、ずっと自分の中で罪悪感をもっていて、どう取り扱ったらいいかわからない人間関係のことだった。話しながら、心の中で、「あーこの話するんだー」と思う自分がいた。
ひたすら、聴いてもらい、それにどう感じているのか質問も時々されながらの時間だった。自分の中だけで抱えていた人間関係の苦しさを言語化できた。と思えた。
言語化は外に出すことではじめてできる。ひとりでノートに書きだしたりしたことはあったけど、他者に対して出したことはほとんどない。その他者が内容に対しなにも判断することなく、受け止めてくれたことはとても安心できたし、自身でその苦しさに対して認めることができた。そして、話の中から、もっと自分の感覚に従ってみてもいいかもしれないと思えた。
ゼミでは、それぞれが対話を終えて、どう思ったか、どう感じているか、を話し合った。いま、自分が「まいっかといえる状態」であるという言葉が出てきた。苦しかった人間関係は今ちょっと横に置くことができて、今自分ができることはなんだろうと考える余裕がでてきている。ずっと自分の頭の中だけで考えることに時間を費やし、現実にはなーんの影響も及ぼさずにやっていた。あるのはぐるぐるまわるくるしい思いだけ。
「まいっか」は自分の頭の中だけでぐるぐるすることから、少し離して、できることをする方向に向くことができるのかな。
臨床心理士の方から、「上手に悩むこと」という話をしてもらった。悩みを自分のせいだけにせず、上手に先延ばししたり、上手に人のせいにしたり、「上手」にできるといいですよねと。
しばらく「上手に」「まいっか」をしずかな口癖にしてみよう。
人と話すこと、人に聞いてもらうこと、そして人の話をきくこと。ちゃんと人と向きあおうと思うと、とってもおもしろいもんだなあと思えた時間だった。