山崎2001→2002
現在の自分を作ってくれた過去の自分を振り返る。
そんな昔ばなし的なことをnoteにまとめたいと思います。
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今回は第2話。2001年からの私です。
ひょんなことから参加することになった。学生サミット実行委員会(通称:学サミ)ですが、4か月という短い期間の中で、非常に濃密な時間を過ごしました。
最初は
「タダで韓国に行けるから一緒にやろうぜ!」
と言う怪しい勧誘から参加したものの、気が付けばこんなことをやってました
・毎週の定例に向けて企画を検討し発表。委員長からフィードバックを受け修正。の繰り返し
・いろいろなイベントに顔を出し宣伝活動と集客活動。活動趣旨の説明。
→イベントサークルのイベントにも参加し初めてのパラパラ(笑)
・他団体のニューイヤーイベントに飛び入り参加。
→ミスコンならぬナイスガイコンテストに出場させられ、初めてあった人に告白させられるという辱め。結果はご想像にお任せします。
・初めてスーツを着て営業活動。協力者を集める。
・韓国行きのツアーに友達を勧誘
→結構精神的にきつかったのはこれかも。
・飲み会で毎回潰される(汗)
→肉体的にきつかったのはこっちね(笑)
・隙間で勉学とバイトとアメフト
この時私が担当していた企画は、サッカー企画で日本の代表選手を韓国の方々にも知ってもらおう!という趣旨で、日本代表サポーターの方々や、Jリーグの各チームに突撃して、一部は断られ、一部は賛同いただき。企画を進めることが出来ました。
その時は大変だったような気がしますが、今となっては本当にやっておいて良かったと、本当に本当によかったなと思えます。
経験豊富で頼れる先輩たちに助けられ、コネもお金もない学生でもやればできるという、まさに0→1を感じることが出来たし、何よりもその後に生かせているのは
「価値観」や「理念」
といった抽象的な、でも大事な存在を知れたこと。
「自分に与えられた24時間をどう使うのか?」という使命感
そんな今まで考えたことのなかったことを考えるきっかけをくれたのが学サミだったし、それまでのしょうもない学生だった私を成長させてくれたのも学サミであり、引っ張って行ってくれた先輩や同級生、後輩といった多くの仲間の存在でした。
大学の試験が終わった2月頭からは、さらに活動に重点を置き始め、バイトも辞めて学サミだけに集中すると覚悟を決めます。
そして2月中旬に初めて韓国に上陸し、現地の協力してくれていたスタッフたちと顔合わせ、昼間は繁華街でひたすらビラをまき、お店にフライヤーを置かせてもらい、夜は毎日飲み会。という日々を1週間ほど過ごします
中々大変に感じますが、当時の自分の強みといえば、「どこでも寝れること」と「体力」だけだったので割と普通に過ごしてました。
※ちなみに、どこでも寝れるは今でも得意です(笑)
そして、2001年2月24日 KBS88体育館という韓国ソウル市内のイベント会場にて、第2回学生サミットを開催。
中身は国際交流のイベントだったので、お互いの文化や若者の流行を紹介する企画をみんなで考え、韓国スタッフとも協力して、、、
<ステージ>
・日本:パラパラレッスン、着物ファッションショー、空手ショー、ビジネスアイデアコンテスト
・韓国:コスプレショー、ストリートダンス、民族舞踊的なモノ
<ブース>
・PCを並べて翻訳チャットでの会話コーナー
・PCゲームでのネットワーク対戦
・日本の携帯文化(ガラケー)の展示
・日本サッカー代表チームの紹介ブース
※記憶に頼っていますので不足あったらごめんなさい。
などなど。
何かいろいろと問題があったような気もしますが、もはや忘れました・・・なので、大成功としておきます。
東京から約100名のツアー参加者と、韓国からは約2,000名の方々が参加
協賛企業には、日本マイクロソフト様、リクルート様、NTTdocomo様といった企業様にもご支援をいただき、韓国のテレビ局やNHKの取材も来てくださり、当時のクローズアップ現代やニュース10にも取り上げてもらうことができ、大盛況のうちに無事開催することができました。
改めてこうしてみると何だがすごそうな感じがしますが、やっていたのは普通の大学生たち。ここに凄い可能性を感じた経験になりました。
※本記事の見出し画像で出している写真はイベント終了後の集合写真。
後ろの方で頭だけ出している人が私です。
そしてこの4か月を通じて感じた、もう一つの大きな出来事は、自分も含めた日本の若者達から感じる「意識の低さ」という危機感でした。
当時はSNSといえばGREEで、mixiもまだ普及していない時代。
日本の通信速度は1MEGAbpsとかでブロードバンド到来とか言ってた時代。
一方の韓国はADSLの普及率は日本を大きく突き放し、IT先進国として世界でもトップクラスで、オンラインゲームが大流行。
もともと超学歴社会で頭の良い男性がモテモテで、女性は綺麗な人がモテるという文化から、優秀で頭のよい同年代が非常に多い。
そして、本当に優秀な学生は日本には来ないで、シリコンバレーに留学し最先端のIT技術者としてのキャリアを考えている。
ということを知ります。
正直その当時の私は、「韓国は近くて遠い国」と思っていたその他大勢の1人でしたし、
アジアのトップは日本だ!
としか考えていない大馬鹿野郎でした。
でも、こういった考えの同年代って割と普通だったと思っていて、
「このまま自分たちが社会に出たらあっという間に中国や韓国に追い抜かれてしまう!!」
という超生意気な危機感と共に、愛すべき日本に若者の力で何かできないか!?
と考えるに至り、第3回にも参加することを決めるます。
ということで、第二回学サミ@韓国の話はここまで。
次回は第三回学サミについて書きたいと思います。
それでは。
山崎