こんな時代だからこそalbumを
現代は非常に便利な時代だ。
世の中は常に便利になり続けるものではあるのだが、その中でも特に便利であるなと感じていることは、音楽のsubscription serviceである。
音楽を日常的に聞いていない人にとっては、これに関してはあまり恩恵を受けていないかもしれないが、「サブスク」と呼ばれるservice全体は非常に恩恵を受けていると思う。その中で特に今回音楽のものをfeatureさせていただきたい。
昔は、音楽は手軽に聞くことなんて夢のまた夢だった。筆者はまだまだ若いので、どんな昔だよ!と叱責を受けるかもしれないが、私がまだ思春期だったころ、手軽に聞きたい音楽を聴くということはまだまだ今に比べたらできたものではなかった。
CDを手に入れるために、CDshopに足を運ばなければいけなかったし、そのCDshopにもしお目当てのものがなければ、電車に乗って少し遠出をしてわざわざそのCDを入手しに行ったものだ。今となってはもちろんそれもいい思い出である。
それが、今では、月額数百円払うだけで、聞きたい音楽を検索し放題。しかも何がいいって、最新のhit chartはもちろんのこと、若かりし頃に、聞きあさっていた楽曲、親世代が懐かしんで聞いていたような音楽、マニアックな洋楽まで、世の中に存在する音楽のほとんどを聞くことができる。余談になるが、つい1週間ほど前のことであるが、2000年代音楽祭りをして夜を明かしてしまったのは、大変いい思い出である。
walkmanを手に入れたころからだろうか? 大量の音楽を持ち運べるようになって、自分の好きな音楽だけを集めたplaylistをよく作るようになった。それだけではなく、季節に合わせたもの、その時の気分に合わせて聞きたいものを集めて、様々なplaylistを作って遊んでいた。普通の人に比べて楽曲に関しては知識が豊富だと自負しているので、それだけsituationに合わせた音楽を選ぶことが楽しかった。
そんな風に、音楽を聞きあさっていたのだが、最近ふと思ったのである。「albumを聞いてみよう」と。
「サブスク」や音楽携帯端末で再生する際、shuffle機能というこれまた便利な機能がある。これを使うだけで次に再生される音楽にrandom性が加わってワクワク感が増す。だが、本来albumはそれそのままで一つの芸術作品である。なので、そのalbumを制作したartistが意図してその曲順にしたのであり、もちろんそこには大きな意味があるものだと思う。
一曲一曲を大事にするのであれば、是非albumで楽しむこともやってほしい。そこには新しい発見が必ずあなたを待っているだろう。
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