夢の叶え方
夢を叶えるにはどうしたらいいのだろうか。ドラえもんに頼んだら、僕みたいにダメな人間でも夢が簡単にかなうのだろうか。死ぬほど努力して、死ぬほど試行錯誤して、死ぬほど行動に移したら夢は叶うのだろうか。
僕には一概には夢とは言えないかもしれないけれどそれに近いものを持っている。簡単にいえば「やりたいことだ」。例えば、タワーマンションに住んで綺麗な夜景をお酒を飲みながら眺めたいし、休日には海外旅行に行きたいし、趣味のカメラにお金をあり得ないくらい費やしたいし、子どもがしたいことを全部叶えてあげていろいろな経験をさせてあげたい。つまり「お金持ちになりたい」という事が僕のやりたいことだ。お金があれば、自分のやりたいことの選択肢が大いに増え、心の余裕が今以上に生まれてくるのだろう。
では、どうしたらお金持ちになれるのだろうか。副業?起業?よくわからないけれど、なにか大きなことをして世の中に大きな影響を残したやつにお金が集まってくるのだろう。しかし、馬鹿なぼくにとってなにをしたらお金持ち(夢)になれるのかが検討もつかない。まぁ、そんなことが簡単に分かる世界なのであれば、僕の周りにももっとお金持ちの人が溢れかえっていて「お金持ち」という人物にあまり価値がない世界に違いない。
心の片隅にそんな夢を持ちながら、実際に具体的な行動に移せないまま毎日を過ごしていた。部屋の掃除をしているある日、僕はこの本を見つけた。「夢をかなえるゾウ」だ。
実は以前にこの本を読んだことがある。小学生の時、タイトルがおもしろそうだったという理由でこの本を手に取った。当時は「こんなん読むだけで夢叶ったら誰も苦労せんわ」と夢も希望もない小学生だったと思う。それから約十年後、大学生になった僕は本棚に埋もれてるこの本を見つけた。懐かしいというのが第一印象で、存在すら忘れかけていたが「今この本を読んだら何か変わるんかな」という好奇心が僕がこの本を再度読もうと思ったきっかけだ。
ストーリーはこんな感じ。ガネーシャと呼ばれるゾウが普通のサラリーマンに夢を叶えるためのノウハウ一つずつ教えていく。かなーーーり嚙み砕いて説明したが、本当に淡々と成功のための教えを教えていくのだ。ここからはネタバレだが、その教えのどれもが「え?そんなことやって夢叶えられるん?嘘やろ?」という一見すると夢とはまったく関係がなさそうなものなのだ。例えば、「トイレ掃除をする」「靴を磨く」「お参りに行く」というもの。そんなことしても意味ないよと夢を叶えたことのない人間(自分)は声を大にして叫びたい。それらのことをこなしたら夢叶うの?そんなことで?一体全体、作者は何が言いたいの??
作者はこの本を通して何が言いたかったのだろうか。作者の伝えたかったことを僕なりに考えてみる。
この世界には夢を叶えた人と夢を叶えれなかったものがいる。当たり前だ。では、彼らは何故夢を叶えることができたのだろうか。何が彼らの間に違いを生んだのだろうか。僕はこの本を読んで思う。それは「当たり前のことを当たり前にできるか」が彼らに違いを生んだのだろう。人はどうしても楽して成功しようとする生き物だ。ドラえもんに頼んで、四次元ポケットから夢を「楽に」叶えるための道具をおねだりしてしまう。しかし、本当に夢を叶える人間は楽をして夢を叶えようとはしないだろう。彼らは夢を叶えるためには地道なこと、つまり「当たり前のこと」が一番重要だと知っている。だからこそ、ガネーシャの教えは「当たり前のこと」が多くを占めているのだ。当たり前のことを当たり前にできるか。夢を叶えることにきっと近道はないのだろう。夢を叶えたいあなたが地道に当たり前のことを継続し、いつの日か夢を叶え、心から笑顔になれることを楽しみにしています。
僕も頑張ろう。自分のペースで当たり前のことを。
読んでいただきありがとうございます。僕にとって初めての記事でした。これからも時間を見つけて随時更新していければと思います。
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