登場人物、全員B級

ラーメンに何を求めるか。

正直食材にこだわって無化調でこだわって…とか書いてて、人がアホみたいに並ぶラーメン屋とか行く気にならないんすよね。人が並んでなかったら行くかもしれないが、だいたいそういうこだわりみたいなのをプッシュされると冷めてしまう。そういうのって、後々で聞いて実は○○産の食材使ってて無化調なんです！って言われた方が有り難み増すし、ラーメンを純粋に味わえると思うんです。

店の説明書きに最初から書くことで、そりゃそういうのを有り難がる客は来るんだろうけど。そうやって行った客に、実際味わって分かるのなんかいやしない。実際文春ですっぱ抜かれるまで、ラーメン評論家、もといフードジャーナリスト様の面々すら分からなかったんでしょう？

今回の騒動の根本って、店のブランディングの問題だと思うんです。
元バイトAKBと会えてラーメンも食える店！という、秋葉原のコスプレ喫茶からテーブルサービス抜いた店みたいなブランディングだったら、そこまで目くじら立てられなかったと思うんですよ。
ただ、フードジャーナリスト様に噛みついたり、産地や素材こだわってます感プンプンに出してこの有り様だと、そりゃ刺されてダメージになりますよね、っていう笑

閑話休題、ラーメンに戻ります。
ラーメン屋なんて、行きたいときにサッと入れて、それなりに美味いくらいでいいんです。ラーメン食って、うわコレはラーメン以上だ、ってものないでしょ。カレーしかり、正直B級グルメはその料理に対して既に抱いてる想像を超えた何かが生まれないと思ってる。あるとすると、国や地域によるローカライズで少し変わった亜種を口にして、こういう感じかー、程度。

昔美味しんぼにもあったが、日本人は権威や評価でしか食ってない(王さんと初めて会う話)って書いてたけど、あれから30年くらい経ってますが変わらないっすね。というより、食べログ等で余計酷くなった気すらする。あとちょっと前だとトイレ不倫野郎のせいもあったか。

まあこの話、味わう側も提供する側もB級だったようです。ラーメンだけに、お後がよろしいようで。