会社員辞めたい欲が高まる

自分はまともな人間だとは思ってないけど、人より問題意識だったり、それを解決しようという気持ちは持ってる(つもり)。

何が起きたのか、自分の気持ちを整理するためにも順に書いてみる。

会社には目安箱みたいなのがあって、社員が色々会社に問題提起や改善案の書き込みや、他人の投稿を閲覧できる仕組みがある。
できた当初は割とオープンに議論できる場として、有効活用されてたように思う。ただ、いろんな人は居るもので、だんだん要求が個人の欲求を満たすことに向き始めた。例えば、会社の弁当の種類を増やせとか。あくまでこれは一例だが、別に会社側としては福利厚生の一部でやってるだけで提供する義務はないし、正直そんなのを聞いてたらキリがなくなるから聞くべきではない。というか文句あるなら自分で好きなもん食いにいけば良いじゃん笑 
こういう書き込みと、更にそれが満たされたという事実を見ると人間は集団心理が働いてエスカレートしてくる。次第にこういった投稿には投票数で判断、という形にしたが、選挙じゃないけど組織票を使う輩とかいて、正常に判断がつきづらい。
今はもはや目安箱が存在してることに意義がある状態で、形骸化してる(と思ってる)。

色々端折って書くけど、とある研修資料の記載に違和感を感じて、目安箱に私がこんなことを書いた。
それまで使っててインシデントが発生したツールを、いまだに会社のスタンダードとして推奨されてるのってどうなんですか、って。
上層部に波紋を生んだらしいね。なぜなら多くの社員が感じてながらも、上層部が好き好んで使ってるツールだったから。研修資料書いた部門からの回答も歯切れの悪いこと。会社としてどうなんですかという問いかけに対して、推奨という記載は消します。あとは個々に判断してください、とのこと。これはつまり、彼ら自身推奨はしたくない(なんなら禁止にしたい)という気持ちがありながら、それを公言できないということでもある。

こういう正論を正論としてはっきり言えない会社なんだ、って割とその段階で会社への気持ちと仕事へのモチベーションは0になった。(加えて受けるべきではない仕事も部署で持つことになり、実際転職活動もして内定ももらってた。金銭面で折り合いつかず断念した。その後コロナが訪れて、より良いタイミングで転職するために、なあなあで会社に居る状態。)
何も問題が起きてない状態で、この問いかけに対してはっきり言えないのはまだ分かる。でも問題が起きてるにも関わらず公言できないのは、はっきり言って会社として終わってる。まず上層部のアホどもが使うのやめるよう動けよと思うし。

色々あって、あの書き込みからおよそ2年、ようやく偉そうに上層部から使わない方向で、みたいな話がされたらしい。全社集会で発表されたらしいが、具体性のかけらもない、中身がない話しかしないから時間の無駄だと思って私は参加してない。同僚からの又聞きだから違う可能性もあるけど、この先この会社に長く居ないだろうし、もはやどっちでもいい。
でもそれもどうなのと思ってる。というのも、こ自浄作用が働いた結果ではなく、他の問題が起きたことや環境の変化による外部からの働きかけありきで、はっきり言って意味がない。
本質的には、上層部の顔色ありきで何かが黙認されてしまいがちで、正論を公言できない環境、という事実は変わらないと感じてる。

入社する前は良いなあなんて思ってても、所詮自分でコントロールできる範囲なんて限られてるからそんなのは幻想に過ぎないんだと改めて思ったね。こういうとき、新卒の会社の上司が言った言葉が頭の中でリフレインしてくる。
「そんなお前の理想が実現できる会社なんて、お前が作らん限り無理や」

会社員辞めて、いっそ自分がコントロールする側になった方が幸せなのかもしれない。

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