和尚のつぶやき #403(素直さは宝)
子どもの頃の素直な心は
成長とともに
だんだん失われていきます
論理的な思考能力が発達すると
相手の言葉や周りの状況を
ストレートに受け取ることが
難しくなります
もちろん、世の中には
詐欺や騙しの手口が
横行していますから
むやみに信じることは
危険ではあります
疑うことが危機管理でもあります
相手の言葉を疑ったり
深読みしたりすることが
増えていくにつれて
自分の素直さが失われていくように
感じることもあります
本来、素直であった自分が
どんどん変わっていく
ひねくれ者になっていく
それが相手にも伝わってしまう
そういう自分が嫌になることも
あることでしょう
年とともに経験を積めば積むほど
自信は驕りになり
頑固になっていきます
自分では気づかない間に
老害と言われる
状況になってしまいます
それが自然な姿ではあるだけに
素直な心を持ち続けることは
至難の業です
人の意見やアドバイスを
素直に聞くことも
想像以上に難しいことです
それだけに素直に聞く耳と
素直に受け入れる心を
持ち続けることは
自分にとって最高の宝となります
自分の心にも素直になれるのは
老害を防ぐ最強の武器に
なるかもしれません