和尚のつぶやき #342(しないことの難しさ)
やるべきこと、すべきこと
為すべきこと、達成すべきこと
実行することの大切さは
多くのところで語られます
私たちはやることに攻められる
毎日を過ごしています
そこには様々な責任と義務
自分の欲求や願いがあります
私のやるべきことと言う
強迫観念がそれを加速させます
自分のやること、言うことは
相手やまわりに影響を与えます
自分だけで完結する
こともありますが
大抵は相手や受け手がいます
親、先生、責任者、上司など
権限や責任がある人ほど
相手に与える影響が大きいのは
当然のことです
与える方は責任感や義務感をもって
行動し、発言します
当然すべきことだと言う感じです
本当にすべきこと言うべきこと
だけを実行しているかと言うと
かなり怪しくなります
自分の保身や身勝手から
行動することも多いと思います
自分が困る、責任を
かぶりたくないなど
強い言葉とは裏腹の
弱い心がそうさせてしまいます
子どものすることに
手を出し過ぎない
口を出し過ぎないことは
相当難しく
忍耐と覚悟が必要になります
大げさなようですが
それくらい難しいことです
先生と生徒、上司と部下も
同じように難しい関係です
失敗を許容し、成長を促す
挑戦を応援し、見守る
口で言うのは簡単ですが
自分のこととなると
言うは易し行うは難しです
やるべきとに半分
しないことに半分
力を折半していくことが
しんどいですがよさそうです