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和尚のつぶやき #401(老いること)

「老いを学ぶ(#352)」と言う
テーマで以前投稿をしましたが
人間にとって老いるとは
どういうことでしょうか
ただ単に年齢を重ねる
初老を迎えたら老いていく
還暦を迎えたら老いの本番
今の時代は60代はまだ若い
本格的な老いは70代から
老いの基準や捉え方は
人や時代によって様々です

しかし生きている限り
老いは成長とともにあります
小学生から見れば
高校生は大人です
高校生から見たら
20代の若者も
老いがスタートしてます
自分で若いと思っていても
孫から見れば
立派なおじいちゃん、おばあちゃん
自分がどう感じていようが
関係ありません

老いは衰えを伴いますが
それは心身の衰えであり
人間としては成長し
成熟することができます
この限られた人生の中では
老いることは老朽化することに
間違いはありません
しかしそれは目に見える部分だけ
五体の事であって
命の本質とも言える
ものではありません
その本質を何と呼ぶかは
宗教的立場や立脚する思想信条で
変わりますが
本質に変わりはありません
果物が熟すように
味わいのある人間に
なりたいものです


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