和尚のつぶやき#235(心と体と言葉)
年度替わりや季節の変わり目は
ばたばたとした日が続き
何かとせわしく慌ただしい日が
多いことと思います
そういう時に体調を
崩しやすくなるのも
自然なことかもしれません
まわりもばたばたして落ち着かない
何か不安で何となく力が湧かない
などなど 色々な不調が見られます
体が先か心が先かは
人によって違いますが
最終はからっだと心の不調が
コラボして不調の波に
飲み込まれていきます
私たちは毎日、仕事をしたり
家事をしたりと日々の生活をして
生きています
心の体も自分の思うように
ならないのも現実です
自分のものと思えば思うほど
イライラするかもしれません
でもよく考えてみると
この体も自家製というより
育ててもらい生かされてきた結果です
そう考えるとこの体も心もすべて
この世を生きるための借り物
と考えた方がしっくりきます
借り物は最後は
お返ししなくてはならないし
日々の生活の中でも
大切に扱わなければなりません
これは道徳でも精神論でもなく
自然の摂理に従った考えでは
ないかと思うのです
暴飲暴食をし 暴言を吐き
暴力を行い 暴走して
我が物顔で生きることが
私たちの生きる意味でしょうか
心と体を大切にし
言葉を大切にすることで
不調から抜け出すヒントが
見えてくるような気がします
ゆっくりと噛んで味わって食事をし
ゆっくりと息をし
ゆっくりと眠りにつく
自らの不調と向き合うと
自分の行動の中に
答えがあると感じます