和尚のつぶやき #246(現実と向き合う)

自分の現実
自分を取り巻く現実を
ありのままに見つめていくことは
自分が思っている以上に
難しいことです
自分の都合のいいように
自分の色眼鏡で見ることで
頭の中で現実を変えていきます
太った自分
弱った自分
欲深い自分
力のない自分
どれも直視したくありません
直視すると耐えがたいこともあります
心の底では変わりたい
何とかしたいという自分もいます
しかし直視できないので
変わることがありません

直視できないのは
嫌な自分であったり
望んでいる自分でないからです
それでは自分のことが好きになれません
とても残念なことです
おそらく世間の評価指標であったり
他人との比較によって
今の自分に満足できないのが
原因ではないかと思います
自分にとっての満点は
人からの評価ではありません
自分の現実を直視した時
ほめられたものではないかもしれません
しかしこうして生きてきたこと
生きていることを褒めてあげましょう
今の自分で満点です
変えたいとこればあれば
そこから努力して1点ずつ
プラスしていけばいいんです
満点からのスタートです

自分の過去を褒めて
今の自分に自信を持ち
これからの自分に期待する
すべて自分次第です
誰も自分の人生を変わってはくれません
自分で選んだ人生です
誰に気兼ねすることなく
遠慮することなく
進んでください
自分の現実と向き合い
過去現在未来の人生に感謝し
生きる喜びを感じてほしいと
心より願います
どんな生き方をしようが
どんな自分であろうが
すべては自分の人生です
誰も変わってはくれません
直視した現実が人生そのものです
苦も楽も　色とりどりの人生です