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和尚のつぶやき #245(未熟の自覚)

日々の生活の中で
自分の未熟さを思い知らされる
場面はたくさんあります
未熟であったと気づかされます
そしてそれを成長の種にします
同じことを繰り返すこともあります
自分の苦手なところです
自分の根っこの考え方であったり
性格によるものであったりもします
人の未熟さはよく目につきますが
自分の未熟さには
目を向けたくないのも
正直なところです

未熟の反対は完熟ですが
果物も完熟は美味ですが
それ以上熟すことはなく
食べなければ腐るだけです
人間も同じく完熟してしまうと
成長は止まりどこからともなく
腐っていきます
体も心ももうこれでいいと
動かさなくなったら
お役目終了となります

未熟は生命維持と成長には
欠かせないものなのかもしれません
未熟であるから努力し学ぶ
未熟であるから失敗も受け入れ
七転び八起きで頑張る
生きるとは未熟である自分を
受け入れて成長を楽しむこと
そのために未熟で生まれてきた
そう思うと未熟であり
そう簡単に熟さないことが
ありがたくもあります
日々、自分の未熟さと向き合いながら
生きていきたいと思います

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