無法地タイ!?医療用大麻のはずが・・・
日本では違法な大麻ですが、タイが結構様変わりしているようです。乱立大麻店の運命やいかに? 5月タイ総選挙の行方 | アジア諸国 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
大麻の合法化についての賛否ではなく、大麻はじめ、お酒など依存性のあるものについての規制と管理についてお伝えできればと思います。
1.タイと大麻
タイというとやはり正直なんとなく、マリファナを連想してしまうのは私だけでしょうか。
今から20年くらい前でしょうか。レオナルドディカプリオの主演映画『ビーチ』でも、タイの開放的なシーンを私も何となく覚えております。マリファナの映画とも言われておりました。
フルムーンパーティーと呼ばれるビーチでのRAVE(パーティー)でハウスミュージックに身体を弾ませ、マリファナを嗜むといった事に憧れを抱いた大学生始め、若者は多かったです。
『タイでブリブリして来た』なんていうワードを良く使っておりました。
勿論、当時は違法でありましたし、私が旅行でいった当時も厳しく取り締まっていると聞きました。
しかし冒頭で紹介した記事に書かれているように2021年に医療用として解禁され、2022年に医療薬物品リストから削除され次第、店での販売が乱立したようです。
選挙も控えているようですが、推進派は勿論、医療用限定をうたっている政党であっても中々、嗜好品としての販売の歯止めは期待できないようです。
購入者の多くは外国人であるというのでタイの方々、特に栽培農家とは無縁であれば、治安の悪化も懸念しますし反対意見も当然出てきます。
2.全ては規制と管理
大麻については、アメリカ等の一部の州や、オランダなどでは指定エリアやそれぞれの条件付きで嗜好品として売買できる事で知られております。
私としては嗜好品として売買するにはこちらが、絶対条件のように考えております。
私も鮮明に覚えているのが、アメリカやカナダでのコンビニやスーパーなどでは酒類のコーナーが夜の一定の時間を過ぎるとロックが掛かっておりました。
何度も、猛ダッシュでビールを買いに行った記憶があります。
では何故規制、管理が必要と言えば、単純です。お酒や大麻のような錯乱、幻覚状態になり得るものは、本人の自己管理だけでは失敗するケースが多いからです。
よく、芸能人等が薬物使用で逮捕されたのち、コメンテーターが『周りの協力や支援が大事』と言っておりますが、その通りだと思います。ましてや、アル中、薬物中毒者は勿論です。自己管理が出来なかった事実があります。
そこまでいかない全ての人達も、やはり自己管理に加え、社会的な規制や管理があれば、依存していく確率は下がるはずです。
私もいつでもビールが飲める日本では、自己管理をする他ありませんが、販売時間の規制がかかれば、少し飲酒量が減る時もあると思います。買いだめをしては元も子もありませんが、基本的にはそういう事です。
3.悪いのは依存者だが
タイトルの通り、悪いのは依存者であり、わが国であれば違法であるので、絶対に手をだしてはいけません。
しかし我が国ではお酒に限っては合法です。飲みすぎなければ、身体も壊しませんし色々トラブルになる事も少ないでしょう。
全ては自己管理が必要なだけですが、お酒や薬物に関しては殊更、依存性も強いです。しかも大麻は違法です。従って社会からの規制、管理も併せて必要なのです。
大麻、お酒等は、本人の自己管理かつ、社会の管理が必要と思われます。
今回のタイの騒動も、欧米の酒類販売の時間規制やオランダの大麻が吸える指定の喫茶店の様な形が最も適確なゴールではないでしょうか。