受け売りの言葉で良いんだよ。バレるけど。
誰かの言葉が、受け売りの言葉を言っているのだと思う事もあれば、自分自身も受け売りの言葉使っている事もあります。別に悪い事ではありませんし、自分で考えた上、誰かの言葉をそのまま借りるのであれば問題ないと思います。
しかし、全く自身で考えずに、そのような受け売りの言葉を使うのであれば、やめた方が良いのかなと最近感じております。
1.超生意気な娘の言葉
最近、子供が明らかに受け売りの言葉を使っている事を感じました。要するに、私に怒られた後、悔しいのか、反発心か、『そうなんだねー大変だねー。ムキになっちゃたねー。大丈夫かなー?恥ずかしいねー』みたいな、超生意気な(笑)口を叩いて来たわけです。
自分の子供の事なので、語彙能力始め、言葉遣い等なんとなく把握している為、上級生かお友達か誰かの真似しているのだと直ぐにわかりました。
成長の証でもあり、嬉しくも思うのですがやっぱりそれはすぐにわかりますし、本音が伝わりません。どうせならば、親としては子供の本音でぶつかってきて欲しいものです。
2.掘り下げた質問に答えられるか
では、その子供が受け売りの言葉を使う違和感はどうして感じるのでしょう。また、どうして受け売りの言葉が、駄目ではないにしろ、あまり使わない方が良いのでしょうか。
子供の例で言えば、掘り下げて聞けば理由を応えられないからです。娘から『ムキになっちゃって、大丈夫かなー?恥ずかしいねー?』に対して、
『なんで、ムキになってはいけないの?悪い事をしたのは誰?なんで恥ずかしいの?』という質問に答えられるはずもありません。
考えてみれば、私含め、大人でもこのような人はおります。結局、誰かの受け売りの言葉など、どれ程凄みがあっても、自分でしっかり咀嚼して、同感でもしない限りそう簡単に使うべきではないのです。
3.誰もが使う受け売りの言葉
そもそも、誰もが誰かの受け売りの言葉を無意識に使っているはずです。発する言葉全てが自分の頭で一々考えていたのでは挨拶一つできません。
それによって言葉にあまり思考どころか意識すらない場合もあります。そうなると上でもお伝えしたように、理由付けが出来なかったり、言葉自体に違和感が生じたりするのです。
テレビの時事ネタ等で、コメンテーターが色々な事を言いますが、掘り下げて質問するとどう答えるのか、答えられるのかで受け売りの言葉を並べているのかそうでないかもわかる時があります。
勿論、プロなので安々とした言葉は使わないでしょうが、受け売りの言葉は誰もが使っている可能性があります。
理由や、今後の方針などを直ぐに応えられなけらば、あまり普段からその事を深く考えていない証拠でしょう。
人間関係全般のコミュニケーションにも言える事です。あまりに流暢に色々御託を述べる方もおりますが、そう考える理由や、今後どうすべきかのビジョンがなければ、その言葉は誰かの受け売りかもしれません。
まあ、別に良いんですけど(笑)