2023 北海道④ 3泊4日オホーツク・北海道リベンジ 後編
はじめに
こちらはアドカレの企画、4番目の最後の記事となります。
オホーツク中編は下記をご覧ください。
オホーツクビールというものを嗜む
仮眠も澄んで17:00頃、腹時計で起床する。
昼の観光疲れも回復したので飯を食いに行こう、今回はオホーツクビールと北見料理がいただける『オホーツクビアファクトリー』へと向かう。
こちらは地ビールであるオホーツクビール、醸造所併設のビアファクトリーである、様々な種類のビールがそれぞれ適切な温度、環境で管理され最高の状態でいただけるスーパービアスポットである。
中でもこのレストランでしか嗜めないドリンクもあるということ、いいね、そういう特別感のあるものには弱いのだ。
普段は予約必須な人気店なのだが流石はオフシーズンの平日、客はオレともう2組しかいなかった、ラッキー。
ドリンクメニューもこだわりの一品、ビール初心者でもわかりやすく各ビールの説明が書かれている。
オホーツクビールの歴史なども記されており、食事をしながら学べるし、ビールもいただける。
まさに選り取り見取り至れ尽せり、豪華絢爛といったところ、こんなに欲張りな事はそうそうない。
オレはせっかくなので醸造所でしかいただけないエール(ろ過前)を注文した。
ビールはろ過をする事により酵母を除去し発酵を止める必要がある、これは品質安定のために必要な工程だ。
酵母はビールのウマミそのものでもある、ろ過前のビールはそのウマミ成分を直接摂取できる貴重なビールということだ。
その味は日本で馴染みのあるビールとは違い、独特な喉越しにイギリスビールのような甘み、そして苦味がより強く出ている通向けの一品。
オレは苦味が好きなのでとてもウマイ、なんなら普通のビールよりあっさりしてるのでこちらの方が好きかもしれない、かなり高クオリティである。
アテにはもちろんオホーツクホタテだ、大ぶりの貝柱が3つも乗っているだなんて、こんなことがあっていいのだろうか。
ちょうどよく焼かれたホタテの味はもはや言葉はいらないだろう、あっさりビールととてもよく合う。
生食も好きだが焼いたホタテも身がぎっしりとして美味い、同じ食材でも調理法で風味や歯応えが変わるので不思議なものだ。
そして北見といえばタマネギも名産である、揚げ出しタマネギというものがあったので注文してみた。
まぁ所詮タマネギだろう、そう高を括っていたのだがこれがとてつもなく美味かった。
まずはビジュアル、まさか丸ごと出てくるとは思わなかったのでそのワイルドさに驚愕してしまう。
しかしそのビジュアルとは裏腹に、とろとろになるまで煮込まれたタマネギはとても上品で甘くて柔らかい、ウマミも極限まで凝縮されチョーウマイ!
出汁も丁寧な作りで一口一口が幸せのひとときを作り出す、何層にも分かれたタマネギを少しずつつまめばビールが無限に進んでしまう。
正直どの海鮮よりもインパクトがあり美味いと感じた、あのタマネギが、である、参りました。
これはビールを追加しないといけない、『マイルドスタウト』を追加注文だ。
いわゆる黒ビールだが通常のものよりもかなりマイルドな仕上がり、それでいて黒ビールならではの香ばしさを感じることができる。
タマネギとマイルドスタウトの余韻を交互に味わうことができてとても良い、このアテの正解を引き当ててしまったかもしれない。
アルコールが進み、店内のお洒落な雰囲気も相まって高揚感も高まる、今オレはこの世で1番お洒落かもしれない。
最後はシメ、北見名物のオホーツク北見塩やきそばを注文、なんとなくB級グルメ感が漂ってきてしまうフォルムだが、こちらもS級を超える美味さであった。
まず目につくのが大ぶりのホタテ、贅沢にも二つ乗っており、更にホタテのクリームコロッケまで載っている。
そして北見タマネギをふんだんに使用、鰹節ならぬ鮭節をふりかけ、最後に座席でホタテ出汁をふんだんに注ぐパフォーマンス。
ウマミにウマミを加え更にウマミを追加するウマミの過剰摂取である、美味いに決まってるだろうこんなものは。
鉄板で提供されるので最後まで熱々なのも嬉しいところだ、オレは我を忘れて貪り食った。
このレストランは今回の旅で1番美味いと思ったかもしれない、本当に全てのクオリティが最高レベルなので、北見へ訪れる方は絶対に食べてほしい。
ちなみにビールの飲み放題もあるのでアルコールに強い方はそちらがおすすめ、色々なテイストのビールを飲み比べてみよう。
オレはそんなに飲めないので頼めなかったのだが…。
しかしここで諦めてはフードファイターの名が廃る、ホテルへと戻りラウンド2である。
網走で買っておいた流氷ビールだ、仕込み水に流氷を使用しており、更にその煌びやかな青色が爽やかさを演出している。
味は見た目通りかなりスッキリとしている、食後のビールにぴったりだ、とてもウマイ。
そして完飲する頃には眠気が限界を超える、酒の飲み過ぎには注意。
今日はかなり充実した1日であった、明日は最終日、朝から仕事なので眠りにつくとしよう。
学んで飯を食って酒を飲んで眠る、最高の旅だな。
それではおやすみなさい。
4日目
北海道最後の朝食と本気の寒さに震える
5:30頃、荷造りもあるため早めに起床。
今日は午前中に仕事をし、その後観光をする予定だ。
名残惜しいが最終日、悔いの残らないように思い出を作ろう。
いつも通りのゴキゲンな朝食もこれが最後、いももちとの別れがとてもつらい。
カニカマの磯辺揚げや煮物、春巻きなど家の朝食では中々食べないようなメニューを重点的に摂取する。
いももちの味を忘れないためにもお代わりをする、ついでに他のおかずとコメもお代わり、いももちを食らいコメとウィンナー、海苔でコメを巻いて食い、味噌汁を飲む。
完璧な朝食ローテーションを組んでいく、もはやオレを止められる事はできない、しかしこんなに糖を油を摂取してオレの身体は大丈夫なのだろうか。
身体の悲鳴など気にする事はない、大切なのは精神の喜びなのだ、それこそがフードファイトでありハードコアなのだから…。
フードファイトを終えたオレは朝食と別れを告げ、いつものコーヒーサーバーで食後のブレイク。
部屋へ戻りふと天気予報を覗いたところ、絶望の淵に落とされることとなった。
今外は-12℃らしい、そして本日は終日氷点下であるということだ。
昨日経験した-15℃の世界がすでに迫っているということだ、本当に寒いなんてもんじゃない、-12℃ってなんだよ。
車を温めておかないと運転もままならないだろう、オレは早めに支度を済ませ、チェックアウトする事にした。
外は寒すぎてもう感覚がよくわからなくなった、-15℃と-12℃の違いを人間が感じる事はできるのだろうか。
車は既にフロントガラスが凍りつき謎の結晶が連なっている、こんなの初めてみた。
車内は日が刺さない分余計に寒い、暖房を1番強い設定にして20分くらい待機する。
あまりにもハードコアだ、こんな思いをするために旅をしにきたんじゃない、泣きそうだ。
日が昇ってきたのか-6℃まで気温が上昇した、暖かく見えるだろうがあり得ないくらいの氷点下である事を忘れてはいけない。
ただフロントガラスの結晶たちは消滅したので、早いところ現場へ向かおうと思う。
日が昇るにつれて気温が下がるなんて事あるのか。
流石は北海道、試させる大地の自然は常識が通用しない、予想のできない事象が多々起こる。
北海道はあまりにもハードコアだ、オレは身をもってその脅威を知ることとなった。
北の大地はハードコアだけではない
11:00頃、仕事も無事終えてミッション完了、これからフライトまで自由行動となる。
オレは観光のため、全てが最大級の道の駅『おんねゆ温泉』へとやってきた。
おんねゆ温泉は名のとおり温泉地、そして広大な敷地の中に物産展やドライバーの休憩所、さらには水族館まで併設されている他ではみられない規模の道の駅だ。
まず目につくのはこちらのモニュメント、これは世界最大のからくりハト時計である。
冬季なので動いているところを見られなかったが、ちょっとした一軒家ほどあるその大きさに驚愕してしまうね。
そしてこの広大な敷地には思わず言葉を失ってしまう、道の駅なのにこの絶景である、ゲームの世界に入ってしまったみたい。
人が居ないのでとても静かで風の音のみ聴こえてくる、見たことのないさ大きさの雲を前に孤独感や恐怖感が増してくる、ハイラルの勇者もこんな気持ちだったのだろうか。
因みにとても良い天気に見えるが外気温は-3℃、朝に比べればマシではあるがとても寒い。
忘れてはいけないポケふたさん、北見のポケふたはロコン達と、北見が誇るカーリングストーンがお出迎え、カワイイ。
施設内にあるので天候に恵まれない日でも綺麗な状態で鑑賞できる、今日みたいな寒い日でも暖かくて良い。
お土産屋さんや休憩スペースも完備されている、旅の寄り道にぴったりな道の駅だ。
さて、オレは併設されている水族館『山の水族館』へとやってきた。
小ぢんまりとした水族館だが、道内生息の珍しい淡水生物を多数展示しており、その展示方法もかなり独特のものとなっている。
客はオレのみ、平日最高、水族館を独り占めできることなんてそうそう無いぞ。
まずはこちら、滝壺を下から眺められる水槽である。
初っ端からそのスケールの大きさに驚きを隠せない、滝壺を下から眺めるのなんて初めて。
川魚と言えば滝、それは切っても切れないとても大切な関係である、その力強く遡る様子を観察できる素晴らしい展示だ。
続いては川が凍る水槽、どういうこと?
その見た通り外の川と繋がっており、横半分に切り取ったような不思議な構造をしている、つまり自然そのままの様子を観察できる画期的な水槽である。
そして厳冬時には名の通り水面が凍りつく、その寒さを乗り越える魚達の姿を観察できるのだ。
川魚といえばのニジマスやヤマメ、時期によっては鮭も展示しているらしい。
四季の移り変わりによってその姿を変えていく、類稀なる素晴らしい展示だ。
続いてはこの水族館の目玉である、日本最大級の淡水魚、通称幻の魚『イトウ』の巨大水槽だ。
でかい、あまりにもでかい、どうぶつの森でしかイトウを見たことがないオレはその大きさに驚愕し失禁!
オレの肩幅を余裕で越えるその体長は余裕で1mを超えている、川でこの魚に出会ったら怖くて泣いちゃうかも。
手をかざせばオレのおててが可愛く見えてしまうほど、まさに幻の魚というだけある特大スケールだ。
ただこの大きさに育つまで10年という長い歳月がかかるため、個体数減少の傾向にある。
自然繁殖はほぼ絶望的らしい、つまりこの水族館の飼育技術がとてつもなく高いということだ。
水槽の前にはベンチも設置してあるので、イトウを眺めながらゆったりとした時を過ごした。
続いて新熱帯区の水槽、アマゾンや北アメリカの亜熱帯区の淡水生物を展示している。
見たことのないような魚が沢山泳いでおり面白い、思わず食いついてみてしまう。
どうぶつの森でお馴染み、少し珍しくて高く売れるのでうれしいピラルクさんも泳いでる。
立派な鱗はどこか機械的で格好いい、ダライアスに出てきそう。
なんとファンサしてくれたのか至近距離まで来てくれた、そしてその面持ちに驚愕を隠せない。
どこからどう見ても龍である、龍は北海道にいたのだ。
まさか伝説上の生物を拝むことができるとは思わなかった、山の水族館、恐るべし。
カワイイ。
このナマズくん、とてもカワイイので好き、ナマズくんってカワイイ顔してるよね。
君の名前がレッドテールキャットなことあるのか。
魚以外にもカメなどの生物も展示している、この子はトゲモモヘビクビガメと言うらしい、ひねりがなさすぎる。
そしてトゲモモのガチ勢がいるらしい、飼育員Kさん力作のパネルでトゲモモの魅力を語り尽くしてくれているぞ。
こんな感じでなんだかここの職員は癖が強い傾向にあるらしい、手作りパネルはだいたいこんな感じだった、例えば…
どのか馴染みのある文体でエゾサンショウウオの気の毒な生態を説明してくれている、かわいそうに…。
実にしょうもない下ネタも散りばめられている、そんなことするなよ。
この煌びやかなお魚さんを食った猛者もいるらしい、だからそんなことするなって。
とにかく飼育員の癖が強すぎる、癖の強いものどもを日本の最北端に隔離しているのだろうか?
うんことかなんかそんなのばっかだし、SNSの知り合いが勤めている可能性も捨てられなくなってしまった。
しかしこの水族館は素晴らしい施設であった、小さいながらもとてつもないボリュームが詰まっておりとても楽しい良い水族館だ。
そんな悲しいこと聞くなって、そして答えるなよ、北の端っこなんだから仕方ないだろ。
あまりにも悲壮感が漂ってしまったのでオレはレッドテールキャットが気に入った旨を投函した、早く更新してこいつを剥がしなさい。
北見へ訪れた際は是非立ち寄ってくれ、気の毒な彼らの為にも。
キタキツネは自由です
続いて道の駅のすぐ近くにある『北きつね牧場』へとやってきた、営業してるのか不安になるフォルムだがしっかり営業してるので心配無用、あんまそんなこと言うもんじゃない。
こちらは放牧されたキタキツネさん達を眺めることのできるカワイイスポットである、カワイイのがすき。
しっかりと管理されているのでエキノコックスの心配もなく安心安全、キツネさん達の元へいざ行かん。
アア…良(りょう)…。
入ってすぐにキツネさん達がお出迎えだ、とてもふわふわでカワイイ…。
人懐こくは無いものの、自由奔放に生きる様を観察できてとても良い、気持ち程度の柵はあるもののキツネさん達は自由に行ったり来たりしている。
ちなみにお触りはNGである、キツネさんにちょっかいを出すのはやめよう。
オレから干渉することもなければ、キツネさん達から干渉されることもない、彼らは彼らなりに自由に生きているのだ。
カワイイ、のほほんとした良い雰囲気だ。
キツネさん達は日向ぼっこをしたりじゃれあったり、野生の下とはまた違った平和的な良さがある。
高速道路を容赦なく横切ってくるチャレンジャー達とは大違いだ。
ぽかぽかと暖かそうに眠っているが外気温は-3℃だ、人間がそんな中眠ったら2度と目を覚さないので注意。
写真を撮っていると手がかじかんでくるが、キツネさんはそんな事は気にしない、キツネさん達は自由です。
彼はキツネでしょうか?
キツネのようなそうでないような彼も気持ちよさそうに日向ぼっこをしている。
なんだか平和で良いな、この空間だけはハードコアを忘れることができる。
ずっことのまま平和が続けば良いのに…と思いながらキツネさん達と自由気ままに過ごすのであった。
引き続きオホーツクを散策、だが…
時刻は14:00くらい、フライトまでまだまだ時間があるので引き続き散策をする。
しかしもう行くところもないほど観光し尽くしてしまった、どうしようか…
とりあえずこのスタンドバイミーみたいな広い敷地を眺め、北海道の自然を目に焼き付けておく。
あまりにも何もなさすぎるのでセイコーマートで時間を潰したり、景色を見たり、店がやってない道の駅へ行ったりした、もうやることないな、どうしよう。
とりあえず女満別駅まで向かい、最後のポケふたを観測する。
シンオウ地方といえばのムクホーク、そしてその上に乗るロコンさんがとてもキュート。
しかしこの女満別駅、何もないどころか無人駅である、人っ子1人いやしない。
そんな孤独に佇むポケふたに感傷的な思いを寄せながら別れを告げる、ムクホークに乗るロコンになりたい。
美幌町まで移動し『美幌博物館 』で街の歴史を学んだりした。
したのだが、ここら辺で異変が発生してくる。
人が居なさすぎる、人と出会わなさすぎてメンタルが限界を迎えてきたのだ。
ただ人と合わないだけではなく、道の駅も博物館も、その広大な敷地の中で存在するのはオレ1人のみなのだ。
オレは基本的に1人で行動するのが好きだ、しかし地元周辺なら1人行動していても他人はそこらじゅうにいる、決して孤独ではない。
真の孤独とはこんなにも怖く寂しいものなのか、オレは孤独にやられて泣きそうになってしまった、ほんとに。
この状態になってしまうと何を考えても悪い方向に捉えてしまう、もう嫌だ、帰りたい、情けないがホームシックである。
オレはもう人と明かりを求めて空港へ向かうことにした、このままだと精神がおかしくなってしまいそうだ、あまりにもハードコア、女神は最後の最後に大きな試練を与えてくれたのだ…。
女満別空港で最後の食事、そして旅の終わり
17:00頃、早めにレンタカーを返却して女満別空港へと戻る。
人が居て明るくて暖かい、柔らかい椅子もある、なんて素晴らしいことなのだろうか、オレは安堵の失禁を迎える。
そして外は既に-14℃を観測している、流氷館とほぼ同じゃないか、もう外には出ないぞう。
ただ外から汗だくの半袖半ズボンボウイが入ってきた時は目を疑った、なんで汗だくなんだ?
北海道は予測不能なことばかりだ、恐るべし、北海道。
時間があるのでお土産屋さんを眺める、店舗は複数あるがここは色々と揃っているので面白い。
そして久しぶりに店員さんと会話らしい会話をした、せっかくなのでばらまき用のお土産をいくつか購入する。
そしたらなんとアメちゃんを頂いてしまった、寒かったでしょう、疲れたでしょうと心遣いまで頂いた。
更にオレの大荷物をカウンター内に置いて別の店を回ってきても良いと、なんというやさしみ…。
孤独に包まれ屈しそうになっていたオレは感服のあまり涙を流した、人の温もりというものはこんなにも暖かいものなのか。
地に落ちていたメンタルは回復した、今なら外を裸で走り回ったって平気だ、オレは無敵となった。
女満別空港のお土産屋さんの店員さん、本当にありがとう、貴女のおかげで今のオレがあります、ありがとう。
お言葉に甘えて荷物を置かせてもらい、お隣のお土産屋さんでソフトクリームをいただくことにした。
北海道に来たならソフトクリームは外せないよね、滑り込みセーフである。
地元牧場で採れたミルクを使用したソフトクリームは濃厚でまろやかな味わい、とってもクリーミー、うまい。
ちなみにこのお土産屋さんは野菜などの特産品も販売している、興味のある方は是非どうぞ。
そして荷物預かりの時間が来たので、お土産屋さんに感謝の旨を伝え手続きを行う、本当にありがとう。
そして北海道最後の晩餐をこちらのレストランで食べることにした。
ここは北海道グルメが多数揃っており、豚丼やスープカレー、ラーメンなどの他に海鮮丼もいただける。
メニューがとても豊富で悩んでしまう、悩む時間も楽しいのだが、どれにしようか…
とりあえずビールで乾杯!
サッポロクラシックのことをすっかり忘れていた、喉越し最高の良い生ビールだ。
そんなわけでツマミになるようなメニューを頼みたいところだ、じゃがバターやたこわさなども良いが、揚げ物も食べたい、優柔不断で困ったものだ。
オレは悩みに悩んだ結果、北海道産のホッケフライカレーを注文した、そしてこれがまた大正解。
まず半身を丸ごとフライにしてしまったそのスーパーインパクトなフォルムに驚きを隠せない、北海道のメシは何もかもスケールが大きすぎる。
しかし大味というわけではなくしっかりうまい、ふわふわサクサクとしたホッケはビールのアテにちょうど良い。
更に大ぶりのジャガイモ、新鮮なアスパラまでついてくる、じゃがバターを頼むか悩んでいたのでとってもお得だ、カレーとの相性はもちろん抜群。
カレールゥも濃い味付けで酒が進む、酒飲みに嬉しいおつまみプレートをつまんでる気分だ。
最高に美味かった、予想以上にボリューム満点でとても満たされた、もし再度オホーツクへ訪れる機会があれば必ず帰ってくるだろう、ごちそうさまでした。
その後は日記を書いたり仕事の処理をしたり、何も考えずに過ごしたりしながら20:00頃、東京へと戻るフライトの時間がやってきた。
名残惜しいが悔いはない、早く帰りたい、オレはこの旅で色々な経験を得た、ハードコアの数々を乗り越え成長の糧となったのだ。
3泊4日、長いような短いような時間の中で色々な思い出が溢れてくる、大雪に見舞われたり、黒魔術の服だったり、レッドテールキャットだったり、色々と。
オレは思い出に浸りつつダウンロードしてきたアニメを見ながら帰路へつく、しかしこれで終わりというわけではない。
オレが生きている限りハードコアは続く、まだ見ぬハードコアを求めて旅を続けるのだ。
JALのコンソメスープ、忘れてはいけないね。
それでは次の旅でお会いしましょう。
再见!
2023北海道旅行記 完