お店を卒業したあなたに、本を贈ります
毎年3月は、学生だったお店のメンバーの卒業を見送る時期です。飲食店は、特に学生に頼ることが多い業態の一つ。だからこそ、出会いと別れを人より多く経験してきました。
毎年、その年の卒業生に御礼の気持ちとこれからの活躍を願って、本を贈ることにしています。
自分の社会人1年目を振り返ると、やっぱり基礎力をつける1年になるはず。まずは言われたことをきちんとやる努力をしてみる。そして、言われたことをやるだけに追われるんじゃなくて、頼まれてもない仕事を自分で作り出してほしい。
と勝手にそんな思いを込めて、卒業生3名に送った本を紹介します。
なんて、偉そうに書いてみたものの、じぶんの1年目を振り返ると、当たり前のことすら、できていなかった。インタビュー中に寝ちゃったり、印刷の依頼をミスったり、今思い出しても恥ずかしいことばかり。。。そんなぼくの1年目よりも、いい1年目を過ごしてもらえたらいいな〜と思いながら、選んでみました。
■天才はあきらめた
腐ったりんごになりそうな時に読んでほしい一冊。その卑屈さ、悔しさをガソリンにして、見返せばいい。
■西の魔女が死んだ
生活リズムを作ること、自分で決めることが、どれだけ大切なことかを思い出せる一冊。ちょっと疲れた時に、読んでほしい。じぶんを取り戻す魔女修行をぜひ。
■クリエイティブの授業
仕事は、学ぶものじゃなくて、盗むもの。盗んで、自分のスタイルを身につけて、誰かに盗まれるように。
コロナの影響で入社や研修時期が遅れているみたいだけど、充実した社会人1年目を過ごせることを願ってます。
ちなみに、余談ですがぼくの社会人生活最初の上司に、オススメされたこの本も紹介しちゃいます。
■調理場という戦場
調理場だけでなく、どんな仕事も戦場だ。戦場で戦う心構えがこの本にはある。
図らずも、この本をオススメされてから、3年後にほんとに"調理場の戦場"に足を踏み入れることになるとは、この時思いもしてなかったです。笑
せっかくおうちにいる時間が増えたので、卒業生に贈った本を読み返しています。本って、読むタイミングによって、受け取るメッセージが変わってくるから面白いですよね。
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