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家族会議をはじめる前に、じぶんの本音を引き出す時間が必要だ。

家庭料理とは、「家での食事に関わる仕事」全てを指すもの(準備する・つくる・食べる・片付けるを含めて)

家庭料理をこのように定義して、家庭料理のアップデートを目指してはじまった”家庭料理の新デザイン”。

「家庭料理は、個別性が非常に高いもの。だから、既存のやり方を踏襲するのではなく、オーダーメイド性のあるフローをデザインする。」というゴールがあります。

そのためには、まず家庭料理に、じぶんたちが求めているものを明確にしなければならない。そのための問診ワークを第2回の家庭料理の新デザインで行いました。

【問診ワークのやり方】
前半には、3人のグループで10分ずつ、用意された問診票を使って、じぶんの家庭料理について語りあう。後半では、違うグループを作り、今度は3分ずつ語る。
1回目は10分、2回目は3分と繰り返し語ることで、1回目よりも内容や要素を整理し、抽象化して2回目が語れるように設計されていた。
(3人グループ時の役割とポイントは、下の図に簡単にまとめました!)


意外と人間はじぶんの行動パターンがわかっていない

人はじぶんの食生活を、実はきちんと知らなかったりします。なぜなら、家庭料理は普段から当たり前になっているから。仕事については、振り返ったりするのに、家庭料理ではなぜかそれをしないのです。

だから、それを知るために、食生活のパターンを把握するという事前課題がありました。それをやってくることで今回のワークがより深い自己理解につながりました。


無意識に隠してしまった本音を引き出す

人はじぶんに対して、ちょっと嘘をついたりします。また、環境が許されないから、無意識のうちに諦めてしまうこともあります。語ることで、無意識に隠してしまっていた、じぶんの本音を引き出していく。そうすると、本当に、自分が求めていることがわかってくるのです。

本音で求めているから、必要なことがハッキリわかると、必要な情報も選びやすくなる。そうすると、無駄なく情報を取り入れられるし、スキルも身につきやすくなる。

家族がいる人は、その行動パターンとじぶんの本音をわかった上で、相手とのコミュニケーションをとる。そうすることで、すり合わせがしやすくなるのです。その時に、じぶんに嘘をついたままの状態だと、いつまでたっても解決しない。どこかのタイミングで、本音を伝えなければいけない。

そうやって、じぶんの本当の基軸となるものを定める。このワークの目的は、家庭料理のあり方を、じぶんの本当の軸で考えられるようになることでした。


繰り返し語ることで、じぶんをつくる

だからこそ、今回のワークでは、繰り返し語り、じぶんの軸を自覚する設計になっていました。

若いアイドルやスポーツ選手たちのインタビューで、こんなに若いのに話していることが大人みたいだな。と思うことありませんか?

アイドルやアスリートたちは、普段からテレビ・雑誌などの取材を山ほど受けた結果、繰り返し、繰り返し、じぶんのことを語り、じぶんを作り上げてきたのだと思います。

繰り返し、繰り返し、じぶんの話をしていくことで、じぶんの話がカラダに入ってくる。それがじぶんを作る。継続していく力は、技術はもちろんのこと、じぶんの基軸も作るのだと感じました。


現状を把握するからこそ、課題が見えてくる

今回のワークでは、解決の前段階である現状を把握することをメインにしていました。現状を把握したことで、食に対しての課題を見つけた参加者がぼくも含めてたくさんいました。現状を把握して、じぶんの本音を引き出したことで、課題と対峙する準備が出来たのだと思います。

困った状況があるときに(あるいは起こっていなくてもよりパフォーマンスをあげたいときに)最も大切なのは、適切な「問い」を見つけ出すことに尽きる。

と有賀さんのnoteにありました。なので、今回のワークショップで使った問診票に、問いを見つける項目を手に付け加えてみました。笑

ここで出てきた課題を解決する方法は、何かカタチにしたいと個人的に思っています!一緒にやってくれる仲間を絶賛募集中です!


「じぶんたちの食をどうしたいのか?」を繰り返し問う

"家庭料理の新デザイン"に参加してから、じぶんの食生活を見直す時間が随分と出てきました。料理をしている時もそうですが、買い物をするとき、片付けるとき、じぶんにとって、おつまさんにとって、何がハードルになっているのかを普段の生活の中で考えています。意識が家庭料理にとても向いている時期がやってきています。笑

家庭料理という食のことを考えているのだけれど、人生のことを考えなければいけない場面が、不思議なことに多いです。食にはその人の暮らし、人生みたいなものが全部反映されているんだなと日々感じています。

だから、「家庭料理をどうしたいか?」という問いは、「じぶんたちの持っている時間をどこに使いたいか?」と同じくらい家族の中で、大切に考えるべき問題なのだなと改めて思いました。

家庭料理のあり方は、そのときのライフステージによって変化していくものです。その時々に合わせて、「じぶんたちの食をどうしたいのか?」を確認して、家族で話し合う時間をつくる習慣をデザインしていきたいと思いました。

ちなみに、ぼくの問診票はこんな感じでした!


▶︎ワークショップ設計をしてくれた臼井さんのnoteにも今回のワークの設計の目的などがより詳細に書いてあります。ぜひこちらのnoteも併せて読んでみてください。

▶︎家庭料理の新デザインの講師である有賀さんの今回のワークでやりたかったことの話。こちらもあわせて読むとより楽しめると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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ヤマシュン
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